2011年8月29日月曜日

夏休みも最終コーナーをまわり

父は今日からまた仕事。
こまめの夏休みはあともう1週間。ぼちぼちノンビリズムから脱却せねば。

補習校でもらってきた教材をこまめと確認する。持ち物には記名。
初めての宿題は、運筆練習のプリント2枚。ひらがなは次回からとのこと。

できたものは「宿題ファイル」に入れて提出する。

それから音読と読み聞かせ。
「おはなしまらそん」という読書カードに記入する。

こまめが音読した本は色分けすることにした。

これまで、こまめが自分で読んだ本は「音読カード」に記入してご褒美シールを与えていたが、
読み聞かせの分は特に記録してこなかった。
2〜3冊読んでやる日もあれば、1冊も読まない日が数日続いたり、バラつきもあった。
やはりこうしてみると、一目瞭然。励みになるし、気も引き締まる。
どうやら「親御さんも一定のペースで頑張ってくださいよ」という補習校からのメッセージの
ようだ。

今後は、これまでのような取り組み+補習校の宿題をこなしていくことになる。
現地校の新学期が始まったら、時間の配分なども新たに考え直さねばならないだろう。


その他の取り組み:

  明日の用意は今日のうちに、プリントのたたみ方、お寿司屋さんの仕事など。
   週に1度とはいえ、日本式の学校に通うことになったので、小1が対象のこの番組が
   急にリアリティを持ってきた。去年は娯楽として時々見ていたが、これからは自分の身
   に置き換えて見られるだろうか。

・音楽の本
   近所のお姉ちゃん達から「もう使わないから」と小1の音楽の教科書をいただいた。
   それに載っている歌詞(ひらがな)を見て、知っている歌はその通りに、知らない歌
   は好き勝手にメロディーをつけて、延々と歌い始めたこまめ。
   「字が読めると楽しいことがいっぱいあって良かったね〜」と好きにさせておいたら、
   教科書1冊まるまる歌いきった。
   それにしても、独創的で現代的な「君が代」だったなあ…。(録音しとけばよかった)
   
・暗唱
   買物に行く道々、今週の句「しずかなる力満ちゆきばった飛ぶ」(加藤楸邨)を。

2011年8月27日土曜日

桜は咲いてないけれど

今日は、こまめの補習校プリクラスの入学式だった。
補習校:土曜日のみの日本人学校。プリクラス:来春1年生になる子達の準備クラス。)



前夜、こまめと父の体調がふるわず、食事もしないで寝てしまったので、出席できるかなあ…
とハラハラしていたのだが、朝になってよそゆきの洋服を見た途端、ウキウキ、元気炸裂!
近所のお姉ちゃん達からお下がりでいただいた女児フォーマルを着て、いざ。

全校朝礼でひとりひとり紹介してもらったり、校内を案内してもらったり。

新入生は23人。ミックス家庭の子が多いな、という印象だった。

日本式の式典に続き、さすがのオリエンテーション。プリント類をどっさりもらってきた。
早速の宿題もあるが、補習校のルールというかマニュアルのようなお便りもいろいろ。
持ち物の指示も細かい。
こういうお膳立てに慣れていたので、現地校に入学した際、ほっぽらかしのオランダ式に
面食らったんだよな…。


帰りがけに、いただいたお洋服のお披露目に寄ったら、ランドセルまで「使ってね」と
いただいてしまった…! Rさん、何から何まで本当にありがとうございます(涙)

こうして見ると、まさに「ピッカピッカの〜♪」が口をついて出てくるなあ。
友達いっぱいできるといいね。

2011年8月26日金曜日

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2011年8月21日日曜日

気取らないパリのごはん

気取らない食事…というか、ごまめがいると気取りようがないのだ。
初日の晩に懲りたので、しゃれたレストランに着席しての素敵なお食事はスッパリ諦めて、
別の楽しみ方を探した。


誰かさんの留守宅に滞在していたので、当然朝食の手配も自分達で。
どこのパン屋さんもだいたい7時くらいから開いているので、毎朝、近所のパン屋さんに
焼きたてを買いに行くのは母の担当だった。

クロワッサン、パンオショコラ、ブリオッシュ…

大きいので、これひとつでもおなかいっぱい。
すっかりそのことを忘れていて、つい買いすぎてしまってばかり…。
これと果物、カフェオレが毎朝のメニューだった。



昼ごはんは、やはり外で。お弁当やサンドイッチなどを公園や路上で食べた。

「パレロワイヤル」なる高貴な名前の庭園で日本式のシャケ弁当やカツ丼などを食べる一行。



暑い日のおやつ休憩。引き続き外。

バナナシェークが大当たり!父が注文したものを、味見どころか飲み干してしまったごまめ。

ハッカ水は、どことなくノスタルジックな味。ハミガキ粉のようでもある…。
「menthe à l'eau」=「万太郎」と覚えていた。



晩ごはんも、これまた徹底的に外で!

2日目:セーヌ川沿いの「Paris Plages」のビーチカフェで。

ガレットというそば粉のクレープの、これはお子様セット。具はハムとチーズ。


3日目:ヴィルマン公園で、まず出来合いのサラダやお惣菜などを「オードブル」に…


そしてメインはピザのデリバリー
ピンクの風船を目印に、お店の近くの公園や運河の土手にピザを届けてくれるのだ!

オバマ(パイナップルのチャツネ&グリルベーコン)、アフロディテ(茄子のグリルとフムス)、
ガンジー(インド風スパイシー)など、ネーミングもトッピングもユニークで、ピザの形態をした
エスニック料理と言った方がいいかも。


4日目:モンスリ公園にて、中華のテイクアウト。

写真には写っていないが、揚げたての春巻きとブロッコリーの炒め物が絶妙においしかった。
野菜不足にはありがたい。


そして最終日:友達が手料理を振る舞ってくれた。


自家製のパンも。



5年前、こまめが赤ちゃんの頃に訪ねた際は、母乳とビン入りの離乳食を与えていれば済んだ
ので、大人は好きなものを食べていられた。ぐずることもなく、本当に楽だった…(遠い目)

対してごまめは、気が短い上に食に関してはどちらかというと保守的で、日本人街で調達した
おにぎりとか野菜の炊き合わせとかいったものに随分救われた。
朝に仕入れたブリオッシュなど柔らかめのパンを「おしのぎ」として携行していたので、それ
も役に立った。バゲットのサンドイッチは皮の部分が小さい子には硬すぎて、噛みちぎるのに
難儀していたのだ。

スーパーマーケットにはすぐに食べられるお惣菜の類はなく、せいぜいサラダぐらい。
デリカテッセンにはいろいろといいものが並んでいたろうに、バカンスでお休みだったり、
たまたま通りかかった辺りにはなかったりでお世話になることができなかった。残念。

ちびっこと歩くパリ(4)移動など

パリと言えばメトロ(地下鉄)。



そして、寝させたり食べさせたり大量の荷物を引っ掛けたり、何かと重宝なバギー。

このふたつの相性やいかに?!

…まあ大方予想はされるかと思うが、古都ゆえにバリアフリーが行き届いてはおらず、バギー
のアクセスはいまひとつ。
地下鉄ではごく稀にエスカレーターに当たることもあったが、たいていは父と母とでおみこし
ワッショイ。改札ゲートは、駅員さんのいる所なら頼めば専用の出入り口を開けてもらえる。
誰もいなければ、高々と持ち上げて越えなければいけない。

数年前に訪れた時は、秋の平日で地下鉄の中はけっこう混んでいた。よって、バギーを畳まな
ければいけない場面もあったのだが、今回はバカンスシーズンとあって結構空いており、一度
も畳むことなく乗車できた。


そんなわけで、バギーや車椅子など車輪付きの人は案外バスの方が階段の上り下りがない分
便利かもしれないと思った。後方のドアがバギー・車椅子用で、そのまま突っ込める。
本数はメトロには劣るが、私達が利用した路線は10〜15分に1本だったから、少なくはない。
外の景色も眺められるしね。


実は、旅の前半、ごまめが地下鉄・バス恐怖症にかかって絶叫号泣が止まらなかったのだ。
ちょっと前にアムステルダムで乗ったトラムの乱暴運転がトラウマになっていた模様。
どんななだめ作戦もいっこうに効かず、段々拷問のようになってきたので、極力徒歩で行ける
所を巡ろうと友達もあれこれ気を遣ってくれた。

かように、朝から晩まで歩きまくったのだが、こまめもさすがに5歳半、文句も言わずに随分
頑張って歩いてくれたので、大いに助かった。

この人も気まぐれに(そして気の済むまで)歩きたがったので、余計に時間掛かったけれど。


小さい子どもがいなければ、誰でも乗れる皆の自転車「velib'」で走り回るのもいいだろう。

地区によっては空いている駐輪スペースを探すのが一苦労だそうなので(満車の場合は他を
探さないといけない)、その点だけはご注意。


あと、小さい子を連れていて必需品だと痛感したもの:

お手拭き&消毒ジェル!
手持ちのお手拭き(ミニパック)が瞬く間になくなってしまったので、急遽現地のスーパーで
調達。紙オムツなどの赤ちゃん用品コーナーに売っていた。

ヨチヨチ歩きのごまめは地面や階段に手をつくことが日常茶飯事で、とても阻止しきれない。
しかもそのまま指吸いをする…(ガクガクブルブル)
こまめも、地下通路の壁やら建物の外壁をすすーっと撫でながら歩いたかと思えば、あちこち
のスイッチやら取っ手やらを手当たり次第に押して回ったりして、さておやつでも食べようか
と見たら手が得体の知れないススで真っ黒!(ゾゾ〜ッ)なんてことがしょっちゅうだった。


そうそう、手洗いといえば…
オムツ交換所は皆無に等しいので、路上の片隅/バギー上でとか、公園で替えていた。
こまめの緊急時にはカフェのトイレを借りたことも何回かあった。幼い子どもの手を引いて
お手洗い…と言うと、どこでもというわけではないだろうが、快く貸してくれた。
そして、これ幸いと母もついでに用を足したのだった。

こんなにピカリンコとまぶしいのは例外。
まあカフェにしろ公園にしろ、どこもそれなりの覚悟を持って入ることになる。
一番勇気がいったのが、人工ビーチParis Plagesの仮設トイレにこまめを入らせた時かな…。
ま、細部については触れませぬ。

2011年8月20日土曜日

ちびっこと歩くパリ(3)お買い物

花のおパリでショッピング!
…とは言え、高級ブランド品よりもガラクタを見て回る方が楽しいおまめ一家。
喜び勇んで蚤の市へGO!

ひとつめは、ヴァンヴ(Porte de Vanves)。



もうひとつは、クリニャンクール(Porte de Clignancourt)。
迷路のような路地にものすごい数の小店舗がひしめいていて、高級アンティーク家具から
衣類、小物に至るまで何でもあり。


バカンスで閉まっているところも多く、さびれた商店街の様相を呈していたりする一角も…。

閑散としているのをいいことに、ごまめも興味深そうに眺めながら散歩天国を満喫。


それから、パリには日本の古本屋「ブックオフ」がある。
何はさておいても、オペラ座近くのこの店にだけは行かねば!と、唯一外せない予定として
計画してあった。
絵本・児童書だけで棚一列ズラ〜リ!
在庫の数と内容の豊富さに、日本人人口の多さとこれまでの蓄積を見た。素晴らしい。
悩みに悩んで数冊を厳選し、こまめのために購入する。自分用のはこの際完全無視…。
店ごとオランダに持ち帰りたかった〜!

ちなみに、付近には新刊書店「ジュンク堂」もあるが、今回はスキップ。
あとは日本食スーパー「京子」でおやつのあんぱんを買ったり、ユニクロで雨傘を買ったり、
そんな日本的かつ超庶民的なパリ買物記であった。

2011年8月19日金曜日

ちびっこと歩くパリ(2)公園

同行した若い友人達には申し訳ないくらい子ども中心のペースで回ったパリ。
公園ツアーか?というくらい公園ばかりめぐっていたような…。
お天気に恵まれたこともあり、チビ連れには最適と連日のように食事場所に選んだ。
オムツ交換も青空の下で。


バサン・ド・ラ・ヴィレット(Bassin de la Villette)

ペタンクに興じるおっちゃんたちに惹かれて…。
玉貸してくれたけど、放そうとしなかったのでゲームになりませんでしたとさ。


パレ・ロワイヤル庭園(Jardin du Palais Royale)

庭園というだけあって、きれいに整えられた公園。花壇には夏の花が咲き乱れていた。
庭園を取り囲むアーケードのカフェからコーヒーをテイクアウトして一服することもできる。


ヴィルマン公園(Jardin Villemin)

一角にある小さい子向けのコーナーは、遊具が充実していて大にぎわい!


モンスリ公園(Parc Monsouris)

公園内を回る乗馬コーナーや人形劇場もあり、フランス語サッパリなこまめも喜んでいた。
母は、起伏に富んだ地形と、うっそうと茂った様々な樹々が気に入った。巨木多し!


今回は行かなかったが、ビュット・ショーモン公園(Parc des Buttes-Chaumont)も、地形に
変化があって、散歩するに良し、寛ぐに良し…で好きな公園。

大都市の集合住宅には庭などない。そのかわりに公園が「皆の庭」のような機能を果たしてい
て居心地がいいね、と友達が言っていたが、まさにその通り。