2011年10月31日月曜日

くまさんのおはなし

絵本の読み聞かせが大好きなこまめ&ごまめ。
「おはなし読もっか〜」と言うと、ワーッと寄ってくる。

最近ごまめが、お気に入りの1冊を読んでくれることがある。
ページをランダムにめくりながら(前後したりもする)熱心に読んでくれるので、こちらも
「フンフン」「へー」などと相槌をうちながら聞き入る。
書き言葉というものを無意識に理解しているようで、ですます体や助詞なんかも使っている。
絵に見入って無言のページもある。


『くまさんのおはなし』by ごまめ

くまさんがー、いました。
くまさんがー、いました。
くまさん、かさ。

くまさんがー、いました。
くまさんがー、いました。
○○(ごまめ)がー、みました。

・・・・・・。

くまさんがー、いました。

お・し・まい!

2011年10月30日日曜日

水でお習字

音読や宿題プリントなど午前中の取り組みをやって、「さ、今日はこんなもんでいいかな。」
とおしまいにしようとしたら、「アレ、やりたい!」と。
アレ…と指差したのは、昨日のバザーで買ってきた「水書きお習字セット」だ。
よっしゃよっしゃ。

以前、水彩絵の具でお習字のようなことをやってみたことはあったが、もう随分前のこと。
もう一度、筆の持ち方や穂先の揃え方、正しい姿勢など、基本中の基本からおさらい。


左利きのこまめ。
最初は硬筆同様、左で書いていたが、筆の入りや運び方など、自然にやっているとどうしても
反対になってしまうので、右に持ちかえてやってみた。
そういえば、母の弟も左利きだが、書道は右でやっていたっけ。

で、こんな面白そうなこと、当然ごまめもやりたがるわけで…。

嬉々として盛大にお楽しみ。ビッショビショ〜★
まさにこの状況を見越しての「水でお習字」だったので、まあいいやー。


その後、父と自転車の練習。
曲がり方・止まり方を教わったらしい。これで「猪突猛進型」は改善されたかな?!

2011年10月29日土曜日

バザー

アムステルダム近郊の日本人が多く住む地域の公民館で、日本人学校のPTA主催のバザーが
あったので、補習校の送迎ついでにのぞいてみることにした。
これまでに何度も開催されている恒例のイベントなようだが、わざわざ出掛けて行ったこと
はなかった。たまたまついでに行けるような場所が会場だったので、どんなもんかいなーと
軽い気持ちで行ってみたのだが…

開場の30分ほど前に着いたので、玄関外で知人とおしゃべりしながら待っていると、
あれよあれよという間に行列が長〜く…!
私が知らなかっただけで、かなり人気のイベントのよう。駐車スペースの確保も含めて、
早めの到着でラッキーだった。後から聞いたところによると、入場制限までしていたそうな。

さて、いよいよ開場。中は大混雑&すごい熱気!
2巡ほどして、絵本をどっさりと、こまめの学用品やごまめのDVD・CDなどを入手した。

それにしても、いろんな人がいるもんだ。
まだまだ使える新品同様の学用品を、1ユーロや50セントといった良心的な値段で、更に
キレイに包装した状態で出す人もいる一方、折れ目や食べこぼし?のシミのついた絵本を
3ユーロなどといった値段づけで出す人もいる。
もちろん買うか買わないか、そのモノに価値を見出すかどうかは私次第なんだけど、不要品
とおさらばする時の決別のしかたなんかにも人の価値観って垣間見えたりするのだなあ…と
妙に感心してしまった。
さすがに「破れた絵本3冊セット1ユーロ」は見送らざるをえなかったな。ごまめの好きな
シリーズだっただけに後ろ髪引かれたが、修繕できるレベルを超えていた。


帰宅後、買ってきたどらやきをおやつに一服した後、新品同様のかるたで遊んだりして、
楽しく過ごした。

このかるた、絵札と字札のサイズを変えてあったり、裏面にカタカナやローマ字、さらには
点字や手話でつかう文字などの記載もあったりして、かなり内容豊富。いろいろな遊び方が
できそうだ。
ケースもプラスチックで丈夫。厚紙のケースって角からすぐにいたんでくるから、助かる。

で、本日の戦利品は以下の通り:
 ・絵本・児童書 15
 ・カタカナ練習帳/ぬりえ
 ・カタカナドリル
 ・『いないいないばあっ!』DVD&CD 計11枚のセット
 ・母用の本 2冊(雑学事典と文庫小説)
 ・どらやき 4コ

〆て25ユーロほど。新品絵本2〜3冊分ってとこかな。ほくほく♪

父から「絵本増え過ぎ!」と苦情が…。
絵本好きの母のコレクションでもあるのを見抜かれてる?
しかしねー、いくらあっても足りないんですよー。
「持ち腐れ」にさえならなければ良いと思っているので、せいぜい活用しまっさ。

2011年10月27日木曜日

コマなし その後

お昼前に、喜び勇んで公園に自転車で出掛けて行ったこまめ。
雑用を済ませてから母とごまめも合流した。
さてさてお手並み拝見…!

腰のところを軽く支えてから手を離す。
ヨロヨロッとしつつも、ホントだー、漕げてる!進んでる!
ヤンヤの喝采で見守っていたら…

…アレ…? どこまで行くの…? 
ひょっとして…

次の瞬間、花壇のコンクリートに軽く激突して止まった。
と、止まれへんのかいな…(驚)

ブレーキの存在を知らないわけではない。コマありの時には当然使えていたのだが、なぜか
すっかりなかったことになっている。
止まりたい時には足で止まろうとしている。エーーー、そらないわ!
勢い良く漕ぎ出さないと倒れるのに、勢いつきすぎると止まれないというジレンマ。
結局ニッチもサッチもいかなくなってしまった。こまめ半泣き。

お昼を食べに帰る時間だったので、腰を据えた練習はまた改めて…。
しかしなんというか、こまめらしい展開ですなあ。
ぼちぼちいきまひょ。

2011年10月26日水曜日

コマなし!

午前中の取り組み:

・カタカナシール「ミ」
  ミミズ、ミルク、ミンミンゼミ、など。

・宿題「よ」のつく言葉集め
  ようふく、よなか、よじ、など。
   毎週2文字ずつ出るこの課題、やたら時間をくう。
   言葉を思い出す→ことば辞典を参照する→書き出した言葉(4〜6語)を絵にする→
   絵にした言葉をひらがなで書く→絵に色をぬる…。
   どこか省略できそうな気もするが、こうやってコツコツ時間をかけて作る「自分だけの
   ひらがな辞典」というのはきっといい思い出・がんばりの財産になるはず。

・音読『ときにはひとりもいいきぶん』
   音読は好きなようだ。自分で読む本を選ぶのも楽しみのうちらしい。

「読むのと書くの、どっち先にやる?」など、プログラムを自分で決めさせたりもする。
日々一定時間お勉強する、ということは納得しているので、その中で少しだけ自由度を与える。
これは現地校(モンテッソーリ小学校。その日の課題を自分で選ぶ)の影響にちがいない。
ただでさえ宿題という避けがたいものが控えている上に、その他の課題まで全てお仕着せでは
息が詰まるし、自分で主体性を持って学習するという側面がゼロになってしまう。
かと言って、何でもかんでも気分次第で好き勝手にさせるわけにもいかない。
何事もバランスが大事だが、その支点をどの辺りにするかは、常に試行錯誤。


午後は、バレエのお稽古。
帰宅しておやつを食べた後、いい天気だったので、すぐ近くの公園にひとりで遊びに行った。
行くと大概は誰か遊んでいる児童公園。
ごまめが爆睡していたので、母は留守番。

日が暮れてきて、父が帰ってきたので、こまめを迎えに行ってもらった。
暗くなるまで付き添い無しで外で遊べるなんて、結構なことよ…と思いつつ、晩ごはんの仕度
の仕上げをしていた。
そしたら、なんとも輝いた表情で息をはずませて帰ってきたではないか。

「おかあさん!あのねえ!じぶんでちょっとだけ乗れた!」

長らく勇気が出なかった補助輪無しの自転車。
自転車王国オランダでは、かなりの子が4〜5歳で乗れるようになる。
こまめの友達も、こまめを除いて全員が乗れる。つまり、ひとり遅れをとっていたのだ。
が、父が助走後に手を離すと、いつもビビって悲鳴をあげつつ身体をこわばらせていた。
今日も「ダメー、できないー」とか口走っていたらしいが、ふとした瞬間にバランスポイント
を発見したらしい。

ちなみに、この件に関しては、父とこまめ本人に丸投げで、母は何にもしておりません。
自分も乗れるようになったのは7歳だし、まあのんびりでもええよ〜と傍観しておったのだ。
こういうのは、慣れとか本人のやる気とか緊張の解けるタイミングとか、いろいろ重なって
実現するものだろうとも思っていた。

それにしても、これほどまでに生の喜びに満ちあふれ、うれしさを炸裂させているこまめを
見たことがない。

おめでとう、こまめ!!

これからもしばらくは慣れる為に練習が必要だろうけれど、これで世界が大きく広がるね!

2011年10月25日火曜日

オムツの絵柄

至極ありふれたPンPースのパンツ式紙オムツ。
こまめの時に、オランダのその辺のスーパーかドラッグストアで買ったものだが、面白いので
残しておいたのだ。


第一発見者は父。
「ちょっとちょっと、これ…!」と言われてもしばらく何のことか気付かなかった。
よくよく見てみると…

O・NI・GI・RI☆

この辺りで流通しているものの製造工場はドイツだったはず。
当時(4年前)は世界中に同じ絵柄のものが出回っていたのかな??

2011年10月24日月曜日

ごまめのシール貼り

こまめが宿題その他の取り組みをする横で、お絵描きやシール貼りなどをしていたごまめ。
まあシール貼りといっても「入門編」なので、シール本体(絵柄の部分)である必要はなく、
シールの枠を適当な大きさにちぎっては手渡し、それを貼るという作業。
古い「できたねシール」の枠だとか、スーパーで時折配られる「自分で貼る割引シール」の
枠だとか、残り物感が半端ない。
まあそんなものでも「くっつくことが楽しい」ので、夢中になってやるのだ。


そんな中、とあるロゴを発見して「すーぱーかーけっと。」と指摘するではないか!
週に1〜2度行くスーパーで、お店や自社ブランド商品にこのロゴがついている。
わざわざ教えたりしたことはないので、勝手に覚えていたんだな。恐るべし…。
こまめもロゴを認識し出したのはけっこう早かったが、2歳前ではなかったゾ。

2011年10月22日土曜日

ミニ運動会とヤギの乳

今週の補習校では、午後の授業の時間を使ってプリクラスのみの「ミニ運動会」があった。
2クラス20数名の子ども達が、体育館でかけっこのいろんなバリエーションに挑戦。
お玉でボールを運んだり、電車ごっこのように二人一組でロープの輪っかに入って走ったり、
借り物競走で特定のぬいぐるみを見つけてきたり…。


「○○ちゃん、がーんばれ!××くん、がーんばれ!」という応援の声もニギヤカで、なんとも
微笑ましかった。みんな一生懸命!


…そして、当然のごとく、ごまめ大将も一生懸命!うしゃー!
ラジオ体操に精を出すぐらいはかわいいもんだったのだが、コースを横切ったり、借り物競走
のぬいぐるみの山をめがけて突進して行ったり、えらい張り切りようだった。
競技の邪魔になってはいけないので、コースの外への誘導(並走しつつディフェンス、又は
担ぎ出し)を延々と繰り返したので、母の運動量も競技参加者なみに。ハァハァ…。

それにしても、あの音楽がかかると自然とムズムズしてしまう。真性の刷り込みですな。


帰り道、こまめのリクエストで森に寄り道。
補習校の送迎の間の時間に行っていたので、こまめには未知の場所だったのだ。
夕方で日が傾いてきており、けっこう寒かった。
ヤギ牧場では、ちょうど搾乳の時間。こまめは興味津々だった。


2011年10月21日金曜日

秋休み初日

今日から来週の日曜日まで、学校の秋休み。
とはいえ、父は通常通り平日は仕事なので、家族揃って遊びに出掛けたりする予定はなし。

午前中の取り組み:
補習校の宿題は昨日までにクリアしてあるので、その他の事をやる。

・ひらがなワーク「や」「も」
  本が読めるようになったこともあり、10文字ほど残して放置されていたのだが(汗)、
  補習校で書き取り練習をした文字の書き順・字形確認のためと称して久々に登場。


・歌の時間「補習校校歌」
  配布された楽譜プリントでは歌詞の文字が小さすぎてよくわからないようだったので、
  やや大きめに書いてやって渡したら喜んで練習していた。
  そばで聴いているごまめも歌えるようになっていたのでビックリ。
  もちろん片言ではあるが、「白夜更けしみじみと見る辞書のほころび」だの「わたしの
  ふるさと」だの、意味なんて絶対わかりっこないようなフレーズを、オムツ替えの時など
  に楽しげに口ずさんだりする。おもろいっちゅーの。

・音読『てんぐのうちわ』
  補習校の図書室で借りてきた昔話の本。すでに読み聞かせ済み。
  文章が少なめだったので、こまめにも読ませてみた。

・カタカナシール「ニ」

  こんな感じで、毎日5〜6語をクイズ形式でやっている。
  単語ごとにバラバラのシールを渡して、「これで言葉を作ってごらん。ヒントは…動物」
  など、カナ表を見ながらの暗号解読。
  一度で覚えられるわけはないと思っているので、一巡目は「どっかで見たことあるな〜」
  程度の、種蒔きというか、「出会い提供」といったところ。

  こちらは、昨日だか一昨日だかにやった「カ/ガ」。ちなみに、丸いのは擬音語。


   
・読み聞かせ『じごくのそうべえ』
  この頃、文中に意味の分からない言葉が出てくると「○○って何?」とよく聞いてくる。
  いちいち中断して説明するのがめんどくさいが、わかったようなわからないような…で
  聞き流しているよりはいいや、と思うことにしている。
  一緒に聞いているごまめもマネをして「××って?□□って?」と手当り次第に質問攻め
  してくるから、もうわけわかめ…。
   

*オマケ
  ごまめもとなりでお仕事。この後、手指が別の生き物みたいなすごい色になっていた。


2011年10月18日火曜日

まあいーや

ごまめはもうすぐ1歳11ヵ月。


言葉らしきものを発し始めて数ヶ月、「ごまめ語録メモ」も10ページ以上にふくらんできた。
最近では3語以上の言葉を列挙して何かを伝えようとすることもある。
初期には「まんま」で全ての要求を通していたことを思えば、格段の進歩である。

耳からどんどん吸収するタイプらしく、こまめよりもずいぶんと口が達者な印象。
童謡は片言ながら何曲もレパートリーがあるし、よく読む絵本のフレーズなどもそらんじて
いる。昨日は「スーパーマーケット」と言おうとしていた。

おっかあさーん!
○○(こまめ)ちゃーん、あのねー。
しゅっぱーつ!
ぺぺぴ(テレビ)みたいー。
おいしーかい?
しなーい!

…などなど、たどたどしい口調であれこれ言おうとしているのを耳にすると、つい目を細めて
しまう。

口癖のようによく言う言葉のなかで、母が特に気に入っているものがある。
まあいーや」。
こやつにそう言われた時の力が抜け方といったら…、甚だしいことこの上ない。
どこで覚えてきたのかまったく不明。母もこまめもこういうことは言わない。
「そやな、まあええわな」と返して、何でもゆるく受け止めようという気になる。
このゆるさ、長女体質の母やこまめにこそ必要な姿勢なのだ、実は。

あと、軽く連発する「ごめんねー。」にも脱力する。謝罪の大安売り。


ちなみに、父にはオランダ語/母には日本語、と話す相手によっての使い分けも明確にできて
いる。父には「Baby」と言った直後に母には「あかちゃん」…と、まるで翻訳するかのように
同じことを立て続けにそれぞれの言葉で言うこともある。
返答もしかり。
父「Lekker?」ごまめ「Ja.」/母「おいしい?」ごまめ「うん。」…といった具合。

気になるのが、今後こまめごまめの姉妹間でどうなるかということ。
今のところ両刀使いのようだ。

2011年10月17日月曜日

おかいさん

グッと冷え込んできた。
そのせいもあってか、昨日からこまめは風邪ひき。
家でおとなしくしてればいいのに…と思ったが、予定していた従兄の誕生日会には行って
プレゼントを渡したいと言う。長居はしない約束で出掛けた。
案の定ソファでダラリとするだけで、ろくに遊んだり会話もせず。
ごまめは全開ではしゃいでいたが。

寝しなにはとてもしんどそうだったので、今朝は敢えて起こさずに、ゆっくり寝かせておく
ことにした。今年度、初欠席。

そんなわけで、こまめごまめ母の三人で、のんびりまったりな月曜日だった。
ごはんのおかずはあり合わせの材料で何とかなったので、買物にも出ず。
外に出たがるごまめを庭で遊ばせていたら、こまめもつられてそろーっと出て行ったので、
そんなにひどい風邪ではなかったようだ。
比較的気分の良さそうな時間帯に、軽くカタカナのシール張りなんぞもやってみた。



ちなみに、我が家の病人食は「おかいさん」。
母方の田舎が和歌山なので、お粥といえば茶粥なのだ。
ほうじ茶で炊く「おかいさん」に、塩昆布をちょっぴりのせて食べる。ホッとする味。
ごまめも大好きで、ばくばくと際限なく食べる。
和歌山のおばあちゃんは、暑い夏には冷蔵庫で冷たく冷やして食べていたっけ。

2011年10月13日木曜日

朝月見

秋が進み、日がずいぶん短くなってきていることを、日没の早さではなく、日の出の遅さで
感じるこの頃。朝が暗い。
でも、今朝はそのおかげでいいことがあった。

昨夜見そびれた満月を、今朝見られたのだ。それも、朝ごはんの食卓で。
7時半でもまだ暗い空に浮かぶ澄んだ月に、最初に気付いたのはこまめだった。
南西向きの窓から見えた沈み行く月は、それはそれは明るく、まさに名月。
思わず部屋の灯りを消してみた。そしてテーブルには小さなロウソクひとつ。
バターやジャムを塗るのはもう済んでいて、あとは食べるだけだったので、それで十分。
窓辺には、月明かりと白みつつある空のほの暗い明るさで朝刊を読む父。
時間の流れはいつもと同じはずなのに、不思議とバタバタしない。
思いもかけず風雅な朝食となった。


放課後のおやつに、先月作り損ねたお月見団子をこまめごまめと一緒に作った。
ごまめも成形に参加。…といっても、母が丸めたものをこね直しただけだが。

「丹波黒豆きな粉」なる品が発掘されたので、それをぶっかけて。
こまめもごまめも、甘くしたきな粉が大好き。
お皿に残ったものをなめそうな勢いだったので、牛乳にまぜてみたらそれも大ヒットだった。

後から調べてみたら、この頃の月のことを「豆名月」と呼ぶそうで、きな粉で大正解!


オマケの拾い物。感動。

2011年10月11日火曜日

カタカナ語

カタカナに親しめるよう、シールを並べて貼る課題を準備している。
その第一段階、カタカナで書き表す言葉を集めているのだが…
いやはや、国名・人名・商品名などの固有名詞を入れずとも、その多いこと!

もちろん、幼児向けなので、各種専門用語などは入れていない。
ネットもゲームも未だデビューしていないので、その辺の用語も割愛。
日常目や手にするもので、やまと言葉からカタカナになってしまったもののなんと多いことか!

言葉の変化は暮らしの変化。
「布団」より「ベッド」で眠る人の方が増えているかもしれない。
しゃがむ「お便所」より便座の温かい「トイレ」で用を足す方が当たり前なのだろう。
「座布団」より「クッション」の方に馴染みがあったりするのだろうか?
「縁側」よりは当然「ベランダ」だろう。

「ランチ」の前に手を洗うのは、「石けん」ではなく「ハンドソープ」?
「容れ物」より「ケース」、「敷き物」より「マット」の方が一般的?
「だいだい色」なんて言う人、今どきほとんどいないのではなかろうか?

古けりゃ何でもいいってわけではないし、翻訳不可能な概念もあるし、名詞などはそのまま
輸入した方がラクチンなのはわかりきっているし、当然と言えば当然の流れ。
でもなんだかちょっぴり寂しいなあ…。

…とか微妙な感傷にひたっている様子も、「ブルー」「センチメンタル」「ノスタルジー」と
書いた方が伝わったりして。
それも、「紙に鉛筆」でなく「キーボード」「ペンタブレット」「タッチパネル」で…。


あ、擬音語&擬態語集めは楽しい。
「ポロポロ」出てくる。

2011年10月10日月曜日

あふりかアフリカ

放課後、こまめの新しい長靴を買いに何軒かお店をまわったので、ちょっとお疲れ。
音読(『おおきなおおきなおいも』)の他には、補習校の宿題ではなく、学校のワークブック
「アフリカ」のやり残しをやった。(問いの文を日本語に直しておいた)
既に習った単元という意識があるので、心理的障壁が低いようだ。


数字を入れる課題は楽勝。
南アフリカの国旗の色をぬるのには『こども百科』の巻末の世界の国旗一覧を使った。
同じく巻末の世界地図でアフリカ大陸と南アフリカ共和国の位置も確認する。

そろそろカタカナの読みの練習に取りかかってみようと思い、バラバラのシールを正しく
並べて貼るミニ課題を追加で作っておいた。
ひらがなと対応させると(似た文字もあるので)わかりやすいかと思い、両方用意した。
この程度なら、何のためらいもなく一発でできていた。

2011年10月9日日曜日

覚え書き『言葉と教育』

ずいぶん前に近くの友達が貸してくれた本(というよりは冊子)『言葉と教育』をやっとこさ
読み始めたのだが、これがめちゃ面白い。
まあ、面白いと言っても、エンタメ本ではないので、ゲラゲラ笑えるとかハラハラするとか、
そういう類ではないのだが。

副題にある通り(「海外で子どもを育てている保護者のみなさまへ」)、日本語と外国語と
二重三重のことば環境で暮らす子ども達の発達において留意すべき点について書かれたもの
で、リサーチ結果の資料も豊富で参考になる。
経験上ふむふむと我が身と照らし合わせてみることもあれば、カナダでのイマージョン教育
の例など、初めて知ることもあった。


ちょっと覚え書きメモを。


・初めてのことばは、まず「親」のことばで、「親」と「子」の絆をつくる。

トータルな生活体験を通して、親の文化の担い手としてふさわしい行動パターンや価値観を
 学ぶ。親の文化の担い手としてのアイデンティティも身に付ける。

・日本的な考え方、行動パターン、価値観を子どもにまともにぶつけ、母文化の担い手になる
 ことを強いる、という姿勢でよい。

・周囲の大人があまり神経質にならずに、与えられた環境でできるだけのことをし、それで
 足りないところは20代の初めまでにどこかで挽回するというような、余裕のある長期的構え
 が必要である。

・バイリテラシー:ふたつのことばで読み書きできること
 バイカルチュラル:行動面でも心理面でも違和感のない両刀使い



・文を読んで内容を理解するというのは、文字一つ一つを読むのと違って、かなり高度の
 認知力と分析力が必要である。

・母語の読みの基礎のない場合は外国語の読みの習得にかなりの時間がかかる。
 逆に、母語の読みの基礎がしっかりしていると、外国語の読みも順調に伸びる。
 ちょうどバイオリンからチェロに楽器を替えるのと同じように、新しい道具に慣れれば
 あとは同じこと。

・互いにプラスの相関関係
  日本語がよく読める=英語(現地語)もよく読める



ことばそのものを教えようとしない
  子どもが喜ぶ活動に巻き込み、覚えてもらいたいことばを唯一不可欠な道具として使う

教科学習でことばの保持
  ことばの学習(会話練習、作文、読解練習)に限定せず、社会や理科などを日本語学ぶ



・補習校=週末イマージョン
  週1日だけでも日本語を学習言語として使う

・授業で何を習ったか、どのくらい知識を吸収したかということよりも、週末1日でも日本人
 の教師がいる学校で、日本人の級友といっしょに日本語学び、それに父親も母親も色々な
 形で協力・支援を惜しまないという事柄自体から学びとることは多い

・日本人の集団の一員であることを肌で感じる

・子どもの心の中の日本語のステータスをなんとかつりあげる(→誇り)



統計調査を元にしているので、全てのケースがこうということはないだろうし、私の側に
「自分が読みたいような情報を拾って自分の出したい結論に導くように読む」という傾向
が多分にあるとは思うが、かなり納得した。おススメの一冊である。


* * * * * * *
〜海外で子どもを育てている保護者のみなさまへ〜

中島和子 著
トロント大学名誉教授/元名古屋外国語大学教授・日本語教育センター長
母語・継承語バイリンガル教育研究会会長/カナダ日本語教育振興会名誉会長

第1刷:1998年

600円

2011年10月8日土曜日

電気のはなし

病み上がりのごまめ+雨降り=父と留守番。
というわけで、補習校の送迎は母ひとりで。
車中の雑談タイムが楽しい。ちょっとしたデートみたい。

高速道路を走っていて、「あれ何〜?」と聞いてくる。
何のことかとおもったら、電線に直接くっついたタイプの照明だった。
オランダでは、他の西欧諸国同様、電信柱や電線というものを見かけない。全て地面の中を
走っているのだ。街灯は、だから、ポールの先についている。
そういうモノを見慣れているので、延々と続く電線とそこに規則正しく取り付けられた電灯が
何かわからなかったのだ。
そこで、

 ・あれは道路を照らす照明である。
 ・線の中には電気が通っていて、それで明かりがつく。
 ・もうひとつの、ポールの先の照明も、実はポールの中に電線が走っている。
 ・(高速道路と平行した鉄道の架線を指しながら)架線の中にも電気が通っていて、それで
  電車が動く。
 ・電気で動くから「電車」という名前。
 ・(送電線と鉄塔を指しながら)電気は目に見えないが、あの線の中を通って運ばれる。
 ・あそこを通る電気はとっても強くて、触ると死ぬほどビリビリするから、誰も届かない
  くらい高いところに線を架けてある。誰かが間違って触って死んでは困るから。
 ・(高速道路沿いの変電所を指しながら)あそこで、発電所から来た大きい電気をちょっと
  小さくして、家々に送っている。
 ・家に来た電気は、コンセントからつないで、いろんな器具を動かしたり明るくしたりする
  ことができる。
 
…などといったことを、後部座席のこまめにわかりそうな言葉でざっと話した。

が、私自身、電気の性質についてとことん理解しているわけではないし、ひとことで電気って
何?と聞かれても答えられない。
帰宅後に『こども百科』で「電気」の項を見てみたのだが、発電所に関すること、つまりどの
ようにして電力が生産されるかということにばかり重点が置かれていて、電気が何であるかと
いうことには触れられていなかった。

物事の仕組みや成り立ち、あるいは性質や正体について、自分がわかっていること以上のこと
は伝えられないんだなーと、当たり前すぎることに改めて直面したのだった。
また、こういう、こまめの日常を超越したような話題は、図や写真などのビジュアルの補いが
ないと、とらえどころがないだろう。
(変電所や送電線、鉄道の架線などを実際に見ながら話せたのはとても良かったが。)
こども百科』に続くものとして、こんなのもあったらいいかもしれないな…。

今日の神業

IKEAの駐車場にて。

あちゃーって感じで停めている人がいた。
左ハンドルなので、見えない方のおしりの角。こりゃ当たってますな。
ナンバープレートの末尾も「NG」だし、あ〜あ、御愁傷様…なんて思っていたのだが、
通り過ぎざまによくよく見ると…

…1cm!!!

2011年10月7日金曜日

発表会

今日はこまめの学校の発表会だった。

ここ2週間ほど、今期のテーマ「アフリカ」に関するミュージカルを低学年・中学年・高学年
合同で練習していたようだ。

内容は、ガーナの独立記念日のお話。
村から首都へ祝日のお祭り騒ぎを見に行く女の子が道中いろいろな出来事に遭遇する。
こまめのクラスは、耕してタネを蒔いて収穫するまでの農作業をダンスで表現していた。

おかしかったのが、こまめが超ノリノリだったこと。
誰よりも楽しそうに腰を振って踊る姿は、アフリカ風の華やかなチュニック(手持ちの夏物)
と相まって、かなり目立っていた。
へ〜、そういう器やったんや…と、ちょっとビックリ&ニヤニヤ。

ダンス&バレエの教室に通っているので、音楽に気持ちをのせて身体で表現するということに
慣れているのかもしれないが、あの楽しみっぷりを見ると、どうやら天性のお祭り好きの要素
があるように思えてならない。
緊張してぐっすり眠れなかったり朝ごはんがのどを通らなかった子も何人かいたようなので、
なんというちがいだろう。
こりゃ、5月の幼児バレエの発表会が楽しみですぞ…。

2011年10月6日木曜日

じゅんばん

ごまめが昨日から風邪を引いているので、強風の校庭で遊ぶのを早めに切り上げて帰宅。
おやつのポップコーンを食べた後、いつもとはちょっとちがうプリントを取り出す。

もらいもののワークブック(オランダ語/5〜6歳児向け)に、かねてからやってみたいと
思っていた「時系列」や「多い少ない」の課題があったので、絵をコピーしてから問題文を
日本語に直してみたのだ。

ちなみにこの「まさるくん」、原版では「マテウス」だか「マティアス」だか、バテレン系
の名前だった。「ま」しか合ってない(笑)

一番のポイントは絵を見て状況を判断することなので、その点にだけ着目するならば、別に
オランダ語のままでもいいわけだが、「日本語の問題文を正確に読み取る能力」というのは
論理的思考とはまた別の次元のことのような気がしなくもないので、どうせなら日本語で…
と思った次第。


こういう論理クイズみたいなのはどうやら好きなようで、すごく食いつきが良かった。
…のだが、「これ、どうやってやればいいか知ってる!」という危険な態度で挑んできた。
問題文も読まずにとりかかろうとするので、まずは声に出して読んでから!とブレーキを
かける。

案の定、思い込みによるミスをいくつか。
選択した答えは合っているのに色をぬるべきモチーフがちがってるとか、ひとつ前の設問と
同じ内容の問いだと思い込んでしまったとか。
ある意味とてもこまめらしい、うっかり早とちり。間違い方にも個性ってあるんだなあ。

偉大な人の訃報…。
パソコンデビューした10年前以来ずっとマックユーザーなので、単なる著名人の逝去ニュース
以上の重みがある。


 「世界中の多くの人々が彼の死を彼が発明した端末で知ることになったというのが、
  彼の成功への何よりもの賛辞になるのでしょう。」

世界の片隅にいる自分もまさにその道具のひとつでニュースを読んでいたところだった。
急に自分が「この惑星の住人」であるという感覚に襲われた。
…いや、実際そうなのだが、普段そういうふうには自覚しないので。

ジョブズさん、
アナログ志向な私を「現代人」の仲間入りさせてくれて、本当にありがとうございました。
直感的な私が新しい道具とその向こう側の世界にスイスイと馴染むことができたのは、間違い
なくそれがMacだったからです。
アップル社の製品が世界を変えたように、私の世界もまたアップル社のおかげで大きく変わり
ました。PowerBook G4なしには今の私はありえません。

心よりご冥福をお祈りいたします。

2011年10月5日水曜日

ひらがな小テスト(2回目)

先週末の補修校はお休みだったので、今週は宿題無し。
読み書き(音読となぞり書き)を負担にならない程度に続けている。

先日お便りを書いた際、母のお手本を見ながら清書したのだが、スラスラとまではいかない
までも、たどたどしさがだいぶなくなってきているようだった。
そういえば書く方はどれくらいできてきているのかなー…と思い、2ヵ月ぶりに小テストを
やってみることにした。

結果はこの通り。


前回は46文字中21文字だったのが、今回は36文字にアップ!

いくつかの文字は思い出すヒントを与えた。
「ほら、○っていう字に似てるやつ…」とか、「名前(苗字)の中に入ってる字…」とか。
それでもどうしても思い出せなかったのが10文字ということ。
細かな字形の誤り(ハネができていないとか、縦線の傾きが逆方向とか)は、合っている
うちにカウントしておいた。

執拗に書き取り練習に明け暮れたというわけでもないのだが、やはり音読の習慣などで
「見慣れたこと」が大きいのだろう。

2011年10月2日日曜日

ばあばへ

先日、日本のおばあちゃんからこまめに小包が届いた。
補習校で使う筆記用具と、お弁当用のふりかけなどの乾物。
筆箱を注文したのは私だが、全部ばあばから、ということにして渡した。

ぴかぴかの鉛筆やシールに目を輝かしていたこまめに「お礼のお手紙を書こうね」と促して
いたのだが、平日はどうもバタついて、心を込めたお便りが書けそうな状態ではなかった。
日曜日の午前中、やっとそのタイミングを確保できたので、いそいそと机に向かう。

音読(『えんやらりんごの木』)となぞり書き(秋の虫の名前)で軽くウォーミングアップ
してから、手紙にとりかかる。

A5に2枚。
文面はほとんどこまめがひとりで考えた。「だいじにするね。」などは母の入れ知恵。
母がお手本に書いたものを見ながら書き写していった。

後半、祖母に会いたい気持ちを綴った箇所(わたし、ばあばに あいたい。あえたら すごく
うれしい。)は、敢えて何の修正もしなかった。
その方が、こまめの気持ちがダイレクトに伝わりそうだと思ったので。
こんな手紙を孫から受け取った日にゃ、私だったら涙腺決壊まちがいなし…。

2011年10月1日土曜日

久々の地元教室

今週は、全日校の行事だとかで、補習校がお休み。
たまたま、隔週午前中にやっている地元の日本語教室の開催日だったので、こんな機会はまた
とない、と久しぶりにおじゃまさせてもらった。

こまめと同年代の子達、合計4人での授業。
ひらがなのお稽古や歌、読み聞かせなど、おやつ休憩をはさんで楽しくやってきたようだ。

授業後、お母さん達による「今後の展開」検討会議にも参加させてもらった。
限られた時間(1回あたり休憩含めて1時間半)の中で、何をどう盛り込むか。
手作り手探りで実に楽しそうである。

いくつか提案してみたうちのひとつが、「ごっこ遊び」。
数人いるからこそできる遊びとして、買物ごっこやレストランごっこなど、独特の言葉遣いを
演じてみるのはどうか…と。
家でお母さんと話しているだけでは身に付かない「丁寧語」に親しむきっかけにもなるかも
しれない。

もうひとつは、「○○が、いつ、どこで、△△した」。
カードの山から一枚ずつ引いて、つなげて文章にする、言葉の福笑いのようなゲーム。
面白おかしい文章を笑いつつ、文型や助詞・時制などの使い方に慣れ、「これは普通/これは
おかしい」というのが感覚的にわかるのではないかなーと思っている。