2011年11月27日日曜日

ごまめの誕生日会

おじいちゃんやらいとこやらの親戚を招いて、お祝いしてもらった。
父は3人兄弟で、それぞれ2人ずつ子どもがいる。自分のとこも合わせると、大人8人子ども
6人の計14人で大にぎわい。


いつもだいたい3時頃に集まって、ケーキを食べてからアペリティフ、そして軽い食事をして
お開き、という流れ。
夏生まれの子の誕生日会ではバーベキュー、寒い季節なら具沢山のスープということが多い。
で、今回の食事は豚汁とおにぎり数種類、そしてフルーツサラダにした。
(こんなんで「すごい手間かけてくれて!」って喜んでもらえるから、そういう点では粗食な
オランダって楽かも。笑)

大人にはだいたい何でも好評なのだが、案外子どもの方が和食を敬遠したりする。
おにぎりには全く手をつけなかったり。
初めは疑心暗鬼だった従兄くん(8歳)が、豚汁うまい!と開眼して、とくにお豆腐をお気に
召していた。レシピまで聞いてきたのがかわいらしかったな。
本来うす揚げを入れるのだが、入手できず、仕方なく固めのお豆腐で代用したのが当たった。

ヤバめの高血圧で絶対減塩の人がいたので、どうしよう〜と悩んだのだけど、要するに離乳食
と似たようなもんではないかと気付いた途端、気が楽になった。
で、豚汁のお味噌を入れる前の段階で取り分けておいた具沢山のスープを出したところ、塩気
がないのに味わいたっぷりで、好評。おかわりまでしてくれた。


自分専用の赤ちゃん人形をもらったごまめは大喜びで、早速かいがいしくお世話をしていた。
自分が赤ちゃんのくせに〜(笑)なんて思っていたけど、もう「幼児」だもんなあ…。

2011年11月26日土曜日

学習発表会

街はすっかりクリスマスムード。


実はオランダにはシントさんという元祖サンタさん的な白ヒゲのおじいさんがいて、12月5日の
夜にお祝いする。 → Sinterklaas(シンタクラース)
で、クリスマスはクリスマスとしてお祝いするので、12月はなんだか祝い月のようで、とても
きらびやか。しかもうちはその合間にこまめごまめの誕生日があるので、プレゼントだの飾り
つけだの、もう何がなんやら…。

オランダでもシンタクラースとクリスマスと両方プレゼントをあげるお家もあるみたいだが、
うちは誕生日プレゼントのありがたみが薄れてしまうので、クリスマスはごちそうのみ。
で、こんな風に説明している:
オランダの子はシントさんからプレゼントもらえるでしょ。
日本にはシントさん来ないの、だからクリスマスにサンタさんがプレゼントくれるんだって。


さて、補習校では「学習発表会」があり、小1〜小6の各学年でそれぞれ劇をやっていた。
こまめのいる「プリクラス」はそういったちゃんとした演し物はなくて、最後の全校生徒に
よる歌(「上を向いて歩こう」&校歌)のみ。

「白夜更け」だの「北海の怒濤」だの、けっこう難しい歌詞なのに、みんなよく歌えました!

2011年11月25日金曜日

乳製品の容れ物

引き続き、宿題プリントからの気付き。

ことばの技術的なことだけじゃなくて、普段どのようにモノや世界を見ているかがわかるのが、
「おはなしづくり」のプリント。
ある特定の場面が詳しく描かれた絵を見ながら、どこで何が起こっているのか、誰が何をして
いるのか、登場するものの名前は…等々、会話を引き出す課題。
これまでに「遠足の風景」「病気・怪我」「日常生活の情景を正しい時系列に並べる」などが
あったが、この間のは「スーパーマーケット」だった。

何が売ってるかな?と商品を見ていったら…

こまめによると、右の「台所用品」(←読めない)の棚に並んだボトルが牛乳だそうで。
確かに、うちでいつも買うのは2.4リットルのどでかいプラスチックの半透明ボトル。
普通の紙パックも売っているけれど、牛乳ラブなごまめがすぐに飲みきるので買わなくなった。

で、冷蔵庫のなかの1リットルのパックはヨーグルトだと。
…そう、オランダのヨーグルトはこうやって売っている。どどーんと1リットル!
ちなみに、明治ブルガリアヨーグルトは半分くらいの容量で、450g。←固形物扱いなので、
グラム表記だ)

酪農王国オランダでは乳製品の消費量がハンパない。(そして種類も多い)
そして、日本のヨーグルトよりもさらっとしているというか流動的で、パックから「注ぐ」。
朝食のシリアルにかけるか、晩ごはんの後のデザートに食べるというのが主流で、朝ごはんの
デザートという位置づけではない。


まあ日本のスーパーとオランダのは大差ないしな…とタカをくくっていたのだけれど、こんな
落とし穴?があったとは。

2011年11月24日木曜日

きみにはねがあったら…

最近はもうずっと、限られた時間の中で補習校の宿題をこなすことが最優先になってしまって
いて(※)、私の立場もなんだか代理人のようで(支給されたものを横流しするような…)、
実際のところ、イマイチ面白味に欠ける。
しかし、通常の全日校の後、補習校の宿題をやらせて、その上更に自己流の何かを…となると、
要領の悪いこまめには、軽く容量オーバーなのだ。
ブログを始めた当初のような、手作りの教材で試行錯誤して「一緒に学ぶ」という感じとは
ちょっとちがってきているので、とりたてて報告するようなこともないような気がしていた。
だが、そんな中にも時折気付きがあるので、そういったことを書き留めて行こうと思う。

例えば、こんな問いがあった。



こまめの答えは…

「アフリカ」は、オランダの学校でいろいろと習ったばかりだったから、異郷への憧れが
募ったのだろう。(なんだかいかにもヨーロッパ的だな。)
そして、「ニホン」。カタカナで何でも書いてみたい時期なのだ。
ひらがなで書くんだよ、と修正させたら、どうにも腑に落ちないようだった。当たり前だ。
「にほん」と書いても「ニホン」とは書かない。なぜ?

カタカナは、外国(日本以外の国)の国や人の名前を書く時に使う。
「日本」という名前は日本語で、だからカタカナでは書かない。
…と説明したのだが、いずれ「ちゅうごく」「かんこく」の存在を知ったら…(冷や汗)。
どう説明しよう? 誰か、いい知恵ないですか??



(※)宿題最優先をめぐるあれこれ
学校で用意されたものをこなすというのは、場合によっては楽なのだろうと思う。
自分であれこれ思案して準備しなくてもいいから。でもなんだか物足りない…。
これさえやっておけば大丈夫という安心感よりも、これしかやらなくていいのかな?という
疑問がずっとある。
もっといい成績を!とかそういうことじゃなくて、学校での勉強をベースとしたアプローチに
限定されてしまうのがなんかしっくりこないんだろうな。
せめてもうちょっと軽々こなしてくれればね、勉強に限らず、工作や手芸や音楽や、いろんな
ことを空いた時間にしてみたいのだけど…。
じゃあ思い切ってやめてしまって、家庭でやればいいじゃないか!…とあっさり決断できない
理由は、集団のありがたさ。
親以外の先生やお友達と過ごす一日の意味は、文字や数の学習なんかとは比べられないくらい
大きい。悶々は続くのだった…。

2011年11月23日水曜日

ごまめ2!

パンパカパーン。
ごまめが2歳になりました〜!

通りに面した窓を飾るのが習わし。(♡の中には実名)

「2」の水玉模様のシール張り。一緒にペッタンペッタン…。

水曜日で、こまめはお休み。父も1日休暇を取ったので、特別にバレエのお稽古をお休みして、
家族で楽しく過ごすことにした。
また霧が出て寒く、動物園なんかにお出掛けするようなお天気ではなかったので、近くの屋内
遊戯場へ!

クッタクタになるまで遊んで…


家に帰ったら父の作ったケーキを食べて…


この他にも、大好きな『トトロ』のDVDを観たり、バッチリのタイミングで届いた絵本を
読んだり、風船を追いかけ回したり、昼寝そっちのけで遊んでいた。

晩のごちそうは(我が家にしては豪華版の)ちらしずし。

ごまめの好きそうな具をいろいろ混ぜ込んだり散らしたりしたっていうのに、口に入れては
出す…を繰り返してなぜかちっとも食べず、お麩とオクラのお吸い物ばかり何杯もおかわり。
合わせて丼なみなみ一杯分くらい飲んだんじゃないか…?
そういや今朝も、プレゼントよりも飾ってあった風船に大喜びしてたなあ…。
(かくのごとく大好評だった京都のかわいい飾り麩。Kちゃん、どうもありがとう!)

部屋中の飾り付けに反応したり、上手にロウソクを吹き消せたり、「なんさい?」と聞くと
「2さい!」って答えられたり…。ごまめが初めて自分の誕生日とわかって過ごす誕生日。
もうこんなに成長したんだなーと思ったり、まだまだちっちゃいなーと思ったり。
ゆっくり大きくなあれ!


2011年11月21日月曜日

霧の中

このところ霧の日が続いている。
そのせいかどうかわからないが、頭の中にもモヤのかかったような状態で、なんとなく更新を
怠ってしまった。さかのぼって短い記録はつけておかなくっちゃ…。

霧といえばロンドンが有名だが、オランダでもこの季節よく発生する。
今日はまた一段と濃かった。
普通なら朝だけで午後には消えているのだが、一日中真っ白で、外にいるだけでしっとり。
気温も低く(2℃)、なんだか冷たいサウナのよう。(…わかるかな?)
幻想的な景色だったが、ボーッとしていたので、肝心の霧の写真も撮らず…。

いつもの通学路も視界がちょっぴりしかない。運転するにも結構気を遣う。
そんな母の気も知らず、後部座席では最近のヘビーローテーション『いないいないばあっ』の
CDに合わせて歌いまくるこまめとごまめ。元気でよろしい!


今週の言葉集めは「ら」と「ち」。

ンドセル」。記憶だけで(つまり写生ではない)よく描けていると思う。
印象に残っている金具がどれかよくわかる。


ょっと」。これもなかなかわかりやすく描けていると思う。
○○ってどういうこと?というのを、言葉でうまく説明できる場合と、絵や図で説明した方
うまくいく場合とがあるが、これは明らかに後者。


きゅうぎ」。子供部屋に、スイッチを入れると光るやつがあるのだ(表記はオランダ語)。
それを思い出しながら描いていた。
「日本とオランダがどこかわかる?」と言うので、「え〜、どこどこ、教えて」と聞くと…

ここだそうだ。
大きさはともかく、位置関係とか形とか、あながちはずれてない。
こまめの「世界」は、オランダと日本と、ちょこっと習ったアフリカで成り立っているので、
それがそのまま現れている。むしろ間にちゃんと大陸が挟まってるのがスゴイ。

毎週2文字ずつの「言葉集め」の課題、かなり時間がかかるので、文字だけでいいかな…と
思うこともあるのだが、こういう発見があるからなあ、絵入りで言葉集めするの、やっぱり
やめないでおこう。(せめてもの緩和策として、全ての言葉に絵をつけるのではなく、5つ
前後の語彙のうち、絵をつけるのは3つぐらいに絞っている)

2011年11月17日木曜日

お肉の名前

学校のワークブックのやり残しを家でやった。
テーマは「生き物」。これは、家畜とその「プロダクト」を線で結ぶ課題。

消去法で、お肉=豚さんということらしいが、それ意外も実はみんな食べられるね〜という
ことに気がつき、ついでにお肉になった時の名前を教えた。
羊は、どうしてもヤギとごっちゃになってしまうらしい。

かなりのページ数が残っていたのだが、夕方に母と、晩ごはんの後で父とやったら、あっと
いう間にできてしまった。その集中力とスピードを学校でも発揮してくれませんかね…。


それからこちらは、持ち帰ってきたスタンプの課題。
読めるけどまだ書けないという子には最適のスペリング練習だ。

ちなみに左上から… 猫、カタツムリ、蜘蛛、青虫、鶏、雌鶏。
右は… 豚、蚊、蜂、兎、魚、(ミミズなどの)虫。


たくさんある文字を覚えるのは大変だが、耳で聞いた音を文字に直すのは簡単な日本語。
覚える文字は半分ぐらいだが、綴り方が難儀なオランダ語。
どっちもどっちだな。
読み方が数通りある漢字が千字以上登場する時点で、日本語の方がめんどくさいか…。

2011年11月16日水曜日

バレエ教室の参観日

普段は見学不可なので、実に貴重な機会!
ごまめを預けて見に行った。


こまめの様子を見られたのも良かったし、色んなタイプの子がいるのがわかったのもいい。
すばしっこい子、身体のやわらかい子、筋力のある子、リズム感のある子…。
玉石混淆で、この中の何人がずっと続けて行くことになるやらわからないが、素質云々は
別にして、皆楽しそうではある。

先生の的確な指導にも目を見張った。
よく通る声でいろんな種類の動きの練習を次々と切れ目なく誘導していく。
鍛えられた人の動きって美しい…。

新体操のようにリボン(棒なし)をクルクル回しながら走る練習もあった。
これ、実は「腕を大きく・小さく回しながら走る」という練習なのだ。
それを直接「○○」してごらん…と言うのではなく、小道具を使ってさりげなく目的に到達
している。こういう知恵は日本語の練習にも大事だろうな。
「言葉そのものを教えるのではなく、言葉を使って何か別のことをする」とにも書いて
あったが、きっとこういうことだろう。

柔軟体操に腹筋背筋の練習、リズムに合わせて回転ジャンプをする練習や、横っ飛びの
ステップの練習もある。
いわゆる「型」の練習は、もう少し年齢が上がってから重点を置くそうだ。
トータルで「身体を自分のものにする練習」といえるだろう。
思い通りに身体を動かせると楽しいだろうな。



さて、いろいろ発見のある有意義な1時間だったのだが…
ごまめを迎えに行ったら爆泣きしていた。
Rさんスイマセン…(トホホ)

2011年11月14日月曜日

クルマの話

スイミー』で有名なレオ・レオニの『せかいいち おおきなうち』という絵本がある。
まだ読んだことがなかったのだが、補習校の図書室で見かけて迷わず借りてきた。

身軽でええやん、という哲学が本当にしっくりきた。
絵も美しいし、とてもいい絵本。返すのが惜しいくらい…。
たまたま同じ日に我が家に新しい車がやって来たのだが、それを選んだ理由のひとつが
「身軽さ」だったので、その偶然に更に心を打たれた。

新しい車、と書いたが、新車ではない。古い中古車が新しい中古車に入れ替わっただけだ。
状態さえ良ければ、新品である必要はないと考えている。
スタイリングの面でも、少し前(10〜20年くらい前)の車が好みなのだが、あまり古いと
メンテナンスが大変なのと燃費も悪そうなので、今回選んだのは4年前の車。

前の車は、こまめ誕生後に買ったステーションワゴンだった。
走行20万kmを超え、あちこち不調が出てきたのだが、もう大きなベビーカーを積み込む必要
もないので、コンパクトでスポーティーな、そう、まさに「身軽な」タイプに替えたのだ。

車の買い替えというと、年齢とからめてステップアップをイメージする人も多いだろうが、
「どんどん大きく」が吉と出る場合ばかりでもない、とレオ・レオニも言っているように、
むしろライフスタイルの変化に従って小気味いい方向にシフトするのもいいだろうと考えた。
そういう成長の仕方もあるだろうと。

ただ、補習校通いは高速道路を使うし、同じく高速道路で2時間ほどかかる所に定期的に会う
親戚がいたりするので、あまり軽すぎるのも快適ではなさそうで却下。
かなり好みのちがう父と、かろうじてオーバーラップした候補があったので、それに決めた。


週末の運転はウキウキ気分の父に譲り、今日初めて学校の送迎に使ってみた。
うん、小気味いい。

本当は、車なんて持たない方がずっと身軽なんだろうけど。
好きなんだよな、運転するの…。(←元バイク乗り)

2011年11月13日日曜日

自転車で

よく晴れた日曜日。一家揃って自転車でぶらっと出掛けた。

こまめがコマなしで乗れるようになって以来、初めてのこと。
近くの運河沿いをチャリチャリ…。全く問題なく乗れているようだったので、安心した。

母の自転車の前の座席に座ったごまめは、ひっきりなしにおしゃべりをしている。
途中出会ったおうまさんにも大喜び。

お姉さん、足長いなあ…!

おうまさんのおうち=乗馬クラブまで行くと、人懐っこいポニーがいた。
ごまめにも「近くまで行く?」と聞いたのだが、断固としてNO。
猫や小型犬なんかは撫でようと追い回すくらい好きなのだが、さすがに大きいのは遠くから
見るだけでいいらしい。

この後、こまめ&父は引き続き林の中の自転車道をサイクリング。
昼寝しそうな気配だったので、ごまめ&母は帰路についた。

案の定、途中でコックリコックリ舟をこぎ始めたごまめ…。
なんとも平和な午後。

2011年11月11日金曜日

シント・マールテン

11月11日は、シント・マールテン(Sint Maarten)の日。
暗くなったら(だいたい6時過ぎ〜7時半ぐらい)子ども達がランタンを手に歌を歌いながら
家々をまわってお菓子をもらう。
短い歌にはいくつか種類があって、幼稚園や学校などで習ってくる。紙製のランタンも、毎年
工作で作って持って帰ってくる。

母が初めてこの行事に参加したのは、こまめがおなかにいる時だった。
およそのあらましを父から聞いていて、小さなポリ袋に駄菓子を何種類か詰め合わせたものを
カゴ一杯用意していた。後から知ったのだが、だいたいどこもキャンディーひとつとかグミの
小袋ひとつとか。どうりで、「ここんちスゲー!」と目を輝かせていた男の子がいたわけだ。

今年の目玉は、何といってもごまめのシント・マールテン・デビュー!
一昨年はおなかの中だったし、去年はまだ小さかったのと、天気が悪すぎたのでお留守番。
今年は穏やかなお天気との予報で、いよいよ一緒に歩いてみることに。
それはすなわち母のシント・マールテン・デビューでもある。いつもお留守番で、歌を聴いて
お菓子をあげる係だったから。

ごまめには、一昨年にこまめが作ったカボチャのランタンを持たせることにした。
去年のキノコのランタンは、雨でビショビショに濡れた上に、ものすごい強風で跡形もなく
吹き飛んでしまったので…。(そんな悪天候でもまわりたがったのだった)

近所の公園の周囲は、場所柄「こどもフレンドリー」な家庭が多く、まわる方にとっても
超定番コースなようで、玄関先はおろか外に椅子を出して座り込んで常時待ち受けている
人もいるくらい。
ちなみに、呼び鈴を押されたくない(=参加したくない)お宅は、電気を消して暗くして、
居留守を使わないといけない。


家では歌えていたごまめも、やはりよその人の前ではダンマリ。
でも、お菓子をもらえるということはすぐに理解して、そこは熱心に参加していた。
歩くのが大好きなごまめだから、夜のお散歩も楽しかったようだ。


小さな手提げカバンに一杯のお菓子を手に、「よかったね〜」(byごまめ)とウキウキ帰宅。
無難な棒付きキャンディーと小袋入りビスケットを食べて、残りは明日以降ちびちびと消費
するのだが、5歳のこまめはともかく、ごまめには与えたくない甘〜いお菓子がどっさり。
(家では普段、こまめにも飴やチョコレート、グミなどは与えていない)
こまめには「毎日ひとつずつね」と言ってあるが、いつのまにか忘れ去ってくれますように〜
と母は期待していたりして…。

2011年11月9日水曜日

やさいのおはなし

月に一度の読み聞かせの会にて。


絵本の読み聞かせの他、月ごとのテーマに合わせたいろいろな活動が盛り沢山。
今月は「食べもの」だったので、野菜&果物のクイズがあった。
色んな切り口をスタンプしたものから元の野菜を当てる問題。
袋に入った野菜や果物を触ってみて、形や手触りから何か当てる問題。
見ていて面白かったし、案外触らせてなかったな〜ということがよくわかった。
調理や買物に参加させてない証拠だなあ。たまには誘ってみるかな。

先月の「ミニ運動会」の続編、フライパン競争。ごまめも両手鍋で参加〜!


この他にも、手作りパンや日本土産の葛湯などのおやつをいただいたり、みんなで元気よく
歌を歌ったり、合間にお母さん同士雑談したり、楽しいひと時だった。

5時半に解散しての帰り路、外は真っ暗…。

ほっこり…

2階の子供部屋に物を取りに行った。

バービーちゃん達がおくつろぎ中だった。


なんか楽しそう。
コタツっぽいからかな?

2011年11月8日火曜日

音読100

音読カードの記録が、ついに100を突破!


6月に始めて以来、約5ヵ月でここまでたどり着いた。1ヵ月に1枚のペース。
何度かに分けて読む本もあるので、100冊読んだわけではないが、よく頑張ったもんだ。
ご褒美は何にするかな…。

2011年11月6日日曜日

海をこえ 時をこえ

先日のバザーで入手した、『いちねんせい』という絵本。

谷川俊太郎の子ども向けの詩集で、ほとんどひらがなばかりの23編の詩。
柔らかくも甘過ぎない独特の色づかいの絵は和田誠。
もうすぐ6歳、来年には7歳になるこまめにはぴったりだろうと思って、ロクに中身も見ずに
家に連れて帰ったのだが(たったの50セントだったし!)、開いてみれば、見覚えというか
聞き覚えのある詩もいくつかあった。

絵本の体裁をしているので、前半こまめ&後半母で一気に全部読んだのだが、お話ではなく
詩を束ねた本なので、一つか二つを読むにとどめた方が、ことばのリズムや味わい・余韻など
を楽しめていいだろうな…と後から思った。今度からはそうしよう。


パラパラッとめくっていくと、一番最後の見返しの部分にこんなメッセージが…

入学後、一学期のみを共に過ごして転校(海外赴任?)してしまった「あきこちゃん」へ、
担任の「すぎうら先生」からの贈り物だったのだろう。
計算してみると、そのあきこちゃんも今や18歳だ。「がっこうに おかあさんはいない」とか
言ってる場合じゃない。

もしかしたら、バザーに出品したのはあきこちゃんのご家族ではなく、その後の持ち主という
可能性もある。
巡り巡って、こんな所で「日本の1年生ってどんなかなあ…」とボンヤリ夢見るこまめの手に
渡ったと知ったら、すぎうら先生もビックリだろうな。

2011年11月5日土曜日

即興お習字

前夜から調子を崩し、朝になっても微熱があり元気がなかったこまめ。
仕方なく補習校を休ませることにした。
今日はたった一度の参観・懇談会の日だったのだが、やむを得ない。
穏やかな土曜日をのんびり過ごすことにする。

午後、落ち葉掃除や庭木の剪定をしていたら、気分の良くなってきたらしいこまめが、上着を
着て外に出てきた。自転車に乗りたいと言う。
「あかんあかん、病気で休んだんやから、家でおとなしくしとり!」と言うと、泣き出した。
エエ〜、全然たいしたことなかったんやん!
父が「別にええやないか」と言うので、渋々承知したけれど…。
午前中は本当に辛かったんだろうし、良くなってきたのは喜ばしいことのはずなんだが…。
ムム…。
毎日の現地校(=湯水のごとき日常)ならこういう反応はしなかっただろうなー。
週に1回の補習校、しかもイベント日だったから、ちょっと拗ねさせてオクレ。ぶちぶち。


そんなこんなで気持ちがザワついたまま晩ごはんの仕度をしていたのだが、うーむ、やっぱり
しっくり来ない。
ふと目に入ったのが、例の「水習字セット」。
パスタを茹でている間に、サクッと書いてみるか〜と、取り出した。
何を書くかいな〜と迷う間もなくまず頭に浮かんだフレーズがコレ:

本当は「又」ではなく「亦」らしい。
書くそばから乾いていってるのがわかる。

次はコレ!
こちらも正しくは「秋深き」だった。
ま、一発勝負の気分転換だから、こんなもんか。

横で見ていたこまめが「すごい〜」などと言うものだから、調子ヨイヨイ気分良い〜♪(単純)
なんて書いてほしい?とリクエストを聞いたら、「雨はザアザアふってるか」とな。
何気に七五調だな。(写真はない)

ここで時間切れ。
片付けは、筆の水気を拭き取って、硯の水を捨てるだけ。モヤモヤもスッキリ。
パスタはちょうど良い加減に茹で上がっていた。

2011年11月4日金曜日

受け売り

放課後、クラスのお友達が遊びに来た。けっこう久しぶり。
帰宅の道中や家で、こまめの言うことにそれとなく耳を傾けてみた。

 こまめ 「Dちゃん見てごらん、あそこ、きれいな葉っぱ〜!すごい色やね〜!」
 Dちゃん「ふ〜ん」

 Dちゃん「今ごまめちゃん何て言ったの?どういう意味?」
 こまめ 「あ〜、それはごまめの口癖。いっつも言うの。面白いでしょ!」
 Dちゃん「へ〜」

まるっきり親の受け売りで、面白いやら冷や汗でるやら…。
自然や小さい子を愛でる心などはいくら伝染しても構わないが、どんな価値観もここまで
ストレートに投影されるのかと思うと、コピー製造中のようで怖くもある。
ま、影響元は私一人ではないというのが大いなる救い。


受け売りといえば、Dちゃんもこんなことを言ってたっけ。

 「そんな近くでテレビ見たら、目が四角になっちゃうよ!

お〜コワ!
そりゃ「目がチカチカする」よりイヤですな〜。

2011年11月3日木曜日

秋の夕暮れ

このところ、宿題に押されてなんとなく手薄になっていた季節の俳句
外はせっかく色づいているのだから…と、久しぶりに画像を集めてきて書き取り練習とした。

  日の暮れの背中淋しき紅葉哉(小林一茶)


こまめ「また!なんでいっつも『かなー、かなー』っていうの?」

母には馴染み深い「暮れ行く山の端」も、暮れなずむ空を背景に浮き上がる電柱や電線も、
ここオランダでは見ることのない景色…。


日がずんずん短くなり、夏時間(サマータイム)から冬時間に戻ったので、日没が一段と早く
感じられる。「晩ごはんまで外で遊んでおいで」というのも無理になってきた。
そんな暗い日々、オランダの家々では、ローソクをともしたりして、暗いながらも心地の良い
雰囲気を楽しむ。日本式の陰影礼讃とはまた違う、暖色系の薄暗がりだ。
おなかのあったまるジャガイモ料理、熱々のスープや煮込みが食べたくなる季節でもある…。

2011年11月2日水曜日

ヨーロッパの地図

カタカナシールを正しく並べる課題、今日の文字は「ヨ」。
「ヨット」「ヨーグルト」などと一緒に、「ヨーロッパ」を入れておいた。
しばらく前に学校でも「Europa/Euro」に関するテーマがあったから大丈夫だろうとにらんで
いたのだが、発音がちがうからか、ピンと来ていないようだった。
そこで、こども百科の地図を見ながら説明しようと取って来させた。

ここら辺りの国の仲間をヨーロッパっちゅうんですよー、と、大雑把に。
すると、となりで見ていたごまめが「おてんきー!」と。

たしかに似ている…。っていうか大正解やん…。
「お天気のページはどこかいな〜♪」などと言いながら朝刊の天気予報チェックする母の横で
しっかりちゃっかり見て覚えておったのだなー。


オマケ:ツッコミどころ満載の母の地図帳。

ギリシャがらみで世間をハラハラさせている統一通貨の、前夜どころじゃないくらい昔の…。
でもやっぱり、位置関係を見る時など、広げて眺められる「紙の地図帳」は重宝なのだー、と
思う、「社会科は地理派」な母なのだった。

2011年11月1日火曜日

秋の色

今、この辺りの紅葉黄葉が一番きれいな頃。


街路樹や庭木の見事な色合いにうっとり。
内側から発光するみたいにきれいな葉っぱが見られるのは、ここ数日の穏やかなお天気あって
こそだなあ、などとも思ったり。

朝のお散歩 with ごまめ。


放課後、自転車の練習に調子づいているこまめと一緒に、町内の紅葉めぐりでもしようかと
思ったが、ごまめが熱を出してしまったので、サイクリングはあきらめて、帰宅の車中から
眺めることにした。
まずは「木が秋のおしゃれをしてるね。きれいな着物〜!」と気をひいておいて、「どんな
おしゃれさんがいるかな?」「何色の着物着てるかな?」と、窓越しにあれこれ発見できる
ように誘導尋問したら、嘆息つきながら眺めていた。

もうしばらくこの穏やかな天気が続くといいんだけどな。
ごまめの熱が下がるのと、落ち葉になってしまうのと、どっちが早いかな?

オマケ。うちの玄関脇の南天も、ぼちぼち色づいてきた。