はじめに

〜 こつこつ、ぼちぼち 〜

冬休み以来習慣づいてきた、家庭での日本語学習の取り組みのことを、
せっかくだからやりっぱなしにせずに記録していこうと思う。

2011年1月17日月曜日


















母  おまめ
長女 こまめ(5歳1ヵ月。現地校1年生)
次女 ごまめ(1歳2ヵ月)
父  オランダ白豆


父子間の会話はオランダ語、母子間は日本語。
父母がそれぞれの母語を一貫して使う、ということを実践している。
父母間はオランダ語、時々日本語。
姉妹間は…どうなることやら?
今のところ、次女の最初の数語は日本語(「まんま」など)、あとは宇宙語…☆

ふたりの娘たちにとって、第一言語はオランダ語であり、日本語は継承語。
自分たちのアイデンティティの、大切な要素になるはずのもの。
オランダ人であり日本人である、ということを、国籍以上に実感させてくれるのが
文化的背景であり言葉だろうから、できるかぎり豊かにしてやりたい。

長期目標は、日本語の会話と読み書きが年齢相応にできるようになること、
そして日本の習慣や文化などもある程度理解・体得していってもらいたいと願っている。

ある程度、というのは、こちらで提供できることにも限界があるからで。
例えば、着付けや茶道などやっていない自分には、その道のことは教えられない。
そんな高尚な「文化」以前に、虫の名前だってたいして知らないし、食卓にのぼる
日本食のレパートリーも豊富とは言えない。
もちろん、知識として提供することはできるから、自分も勉強しながら、いろいろな
分野の素地を、家庭学習の範囲で可能な方法で、できる限り作ってゆきたい。

毎日少しずつでも一緒に何かに取り組む習慣ができれば、それだけで財産だと思う。
娘たちが成長してしまったら、こんな貴重な時間を懐かしむこと間違いなしだろう。
親の熱意が空回りすることもあるかもしれない。
適度な間合いやペースを見計らって、息長く続けてゆきたい。こつこつと、ぼちぼちと。
「お勉強のお手伝い」にとどまらず、親子でいろいろな見聞を広めていけたら、と思う。


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