教科書がないので、どんなことを習っているのか普段はさっぱり見当がつかないのだが、
こうしてたまに持ち帰るプリント類でな〜んとなく様子を伺い知るというわけ。
先日は「読解2」という国語(=オランダ語)のワークブックを持って帰ってきた。
短文を読んで内容を正しく理解しているかを見る課題。
たくさん種類があった中から、いくつか例を挙げてみよう。
(1)記述の内容と合った絵を選ぶ
「ロースは トムに お人形を 見せる。」
正解は、女の子が男の子に人形を見せている絵。
ロースが女の子の名前で、トムは男の子、というのが鍵。
(2)順序を考えつつ、絵に合った記述を選ぶ
タマゴの焼き方。
タマゴを割ってフライパンに入れたら、カラを捨てて、で、それからどう焼くの…?
という肝心のところがない…(笑)
あ、調理ではなく国語の課題でした。
(3)記述に合わせて絵を描き足す
プック(犬)が小屋で寝そべっている。
(↑ここまでしか絵がないので、以下3行分を自分で描かないといけない)
小屋のそばに容れ物がある。
容れ物の中にはエサが入っている。
ネズミがエサを食べている。
…前置詞(上に、前に、中に、etc.)を正しく理解してるか見る課題だとは思うけど、
描けないモチーフが出てきたらどうすんだろ。
あ、図画ではなく国語の課題でした。
(4)聞き取ったことを書く
運転手さん「どちらまで?」
お客「アムステルダムまで。」
お客の台詞は先生が読み上げたかカセットテープだかのどっちかだと思われ。
面白いのが、このタイプの他の回答もそうだったのだが、答えのスペリングは合って
いるのだけど、言葉を全部くっつけて書いている。(本当は英語みたいに単語ごとに
区切れていないといけない)
父曰く「日本語の悪影響だ。」 …どうなんだろうね?
こまめは groep 3(日本の小1に相当)だが、モンテッソーリの学校なので、それぞれの
レベルに合った課題を選んで各自のペースで進めていくから、同じクラス内でも進度が
バラバラ。
尚かつ3学年縦割りクラスだから、こまめよりうーんと先をやっている子もいれば、まだ
まだ単語レベルでゆっくり読みの練習をしている子もいる。
日本の国語とは当然のことながら勝手がちがうので、いろいろと興味深い。
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