疲れてぐずっているのかな。
まだ少し残っていた片付けものを済ませてしまいたいから、お風呂の支度をしてちょうだいな、
と父にお願いした。
用事を済ませてお風呂場に行ってみたのだが、まだ泣き止む様子がない。
その泣き方が、いつもとちがう。眠くてぐずっているのではないようだ。
どこか痛いのか、と父が調べてみたところ、どうも左腕がダメらしい。
問いただすと、遊んでいて立たせようとした際、手先だけ持って引っぱったとのこと。
あっ… これは肘か手首か、関節が抜けたな。
痛がるごまめをざっとお風呂に入れてもらい、その間に病院の夜間救急窓口に電話をし、荷物
をまとめる。
あんなに好きな親指も吸っていない。こういう時こそ吸って落ち着きたいだろうに…。
レントゲンなんて撮るのかな?
ギプスはめないといけないだろうか?
ドキドキしながら病院に着くと、待合室で5分ほど待った後、すぐに順番が回ってきた。
状況を説明すると、さっそく左腕を調べたお医者の先生、「肘ですね」と。
その場で「コキッ」とはめてくださった。
それでおしまい。
えっ…それだけ??と目をパチクリさせていると、あんなに痛がっていたごまめが、その左腕
を使って椅子や絵本を触ろうとしているではないか!!
「肘内障(ちゅうないしょう)」という亜脱臼、つまり脱臼の一歩手前で、完全に関節が抜け
てしまったわけではないらしい。
4歳ぐらいまでの子どもによくあることらしく、歩いていて「早く早く」と引っぱった拍子に
抜けてしまうこともあるという。
オランダ語では「zondagsarm(日曜日の腕)」と呼ぶらしい。なんでや…。
あっという間に治していただき、二人して心晴れ晴れ、軽やかな気持ちで家に帰る。
帰りの車中では親指も吸えていたようだ。良かった良かった!
私はこれまで、そうやって手先だけを持って引き上げたりしたことはない。
母の直感というか、なんとなくこわくてできなかったのだ。
父は平気だと思っていたと言う。こまめともよくそうやって曲芸のような遊びをしている。
くせになるといけないから、しばらくはそういう持ち方をしないでね、と釘を刺したところ、
猛省したらしく「もう金輪際しないよ〜」だって。
追記:
「zondagsarm(日曜日の腕)」のいわれについて、父が調べてみた。
それによると、日曜日になると親に時間ができて張り切って遊ぶ→それで発生件数が日曜に
多いからこの名がついたそうな…。
あっという間に直してもらって良かったですね。でも、腕が抜けるのってくせになるそうですから、気をつけてくださいね。うちなんか、結構乱暴に遊んできたけど、そういうことがなかったのは運が良いです。日本の幼稚園で、気をつけてもらうよう先生にお手紙を書いていたお母さんがいらっしゃいました。
返信削除>garapyさん
返信削除ご心配ありがとうございます!
その後ごまめはまったくケロッとしていて、あんな出来事があったのが
夢だったかのようですが、関節とか靭帯の故障ってくせになりやすいよう
ですね。気をつけます。
(そういえば、バスケをやっていた時、足首の捻挫くせになってました)