夏が戻ってきたかのような陽気が続いている。
片付けてあった子供服(半袖やら夏のワンピースやら)をまた引っぱり出してくる始末。
これだからオランダの気候は…。
ヤレヤレ、と思いつつ、こんな風にいい方向に期待が裏切られるのは大歓迎。
こちらも肩の荷が下りた気分で、後半はわりとのんびり過ごせた。
…とはいえ、せっかく積み重ねたもの(具体的な文字というよりも、座って取り組む習慣)を
忘れてしまってはもったいないので、放課後遊んだ後や晩ごはんの前後に、軽くなぞり書きや
音読をやっておいた。
特に音読は、日々続けていることもあり、だいぶスムーズに読めるようになってきた。
知っている単語などはスルスルッと読めているので、文字をひとつずつ追って…という段階は
とうに抜けているようだ。
読み始める前は乗り気でなく文句を言ったりすることもあるが、読んでいるうちにお話の世界
に引き込まれて笑顔になったりビックリ顔になったり…。
読み終わる頃には満足顔になっているから面白いものだ。
取り組みの続きとして食卓で椅子に座って読むこともあるが、場所を変えて、ソファのところ
でくつろぎながら、はたまた母の炊事中に台所に本を持ってきて読んでもらうこともある。
火加減を見つつ、伸ばす音「ー」や詰まる音「っ」の読み方を修正したりするわけだ。
こうして継続していると、文字を読むことに抵抗がうすれてきているということもわかる。
何気なく童謡の本やなぞなぞの本などを出してきて、声に出して「遊んで」いたりする。
それを耳にして、シメシメとほくそ笑む母だった。
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