補習校では、日本式のスケジュールに合わせてあるので、そろそろ年度末。
来週、小6と中3の生徒さん達は卒業、それ以外の学年とプリクラス(半年間の幼年部)は
修了となる。
1年生を終えるこまめの次のステップが、この土壇場になってようやくハッキリした。
この半年ほど(いや、もっとか??)宿題がイヤでイヤでしょうがないこまめと、それを
なんとかなだめようとする母との衝突があまりにも頻繁で、日本語学習以前に母娘関係が
危機的な状況だった。
ここ数週間ようやく改善の兆しが見えてきたが、諸々の蓄積で、元々は協力的だった父の
堪忍袋の緒もたびたび切れ、補習校の印象がすっかり悪くなってしまった。
オランダ人から見たら尋常ではない量の宿題と、毎週末の拘束…。
それで、父の意見は「1年生が終わったら、補習校はおしまい!」と随分前から決まって
いた。
母の意見は「補習校だけが日本語学習の方法ではないし、そんなに苦痛ならやめてしまって
構わない。他の方法でやったって良いさ。」
両親の言い分をきちんと伝え、こまめと何度も何度も何度も話し合った。
何度聞かれても、こまめは「学校には行きたい」と言う。
そういうことなら、宿題もある程度はがんばらないとね…と諭し、その時は納得するのだ
けれど、実際宿題をやる段になると、結局はイライラドカーン…の繰り返し。
正直、こっちもたいがい疲れてきた。
こまめ的に、何がそんなにイヤなのか?というと…
まず、現地校では宿題と無縁なので、宿題なんてバカバカしい、と思っている。
それから、書きまちがえたり、習ったのに忘れてしまうことが許せないらしく、怒れるやら
泣けるやら、えらく感情的になってしまうらしい。
一発で覚えられるわけないのに、ちょっと完璧主義なところがあるんだろう。
(これに関しては、間違えることは悪いことではないこと、誰だって間違えること、次に
間違えないようにこそ繰り返し練習するのだ、と説いてある)
だったらやめてしまえー!となるのだが、どっこい、学校は好きなんだそうだ。
補習校で、みんな一緒に勉強=全員で同じ時に同じ苦行(笑)にいそしむことや、友達と
遊んだりお弁当を食べたりすることは楽しい、と。
結局、父の意見とこまめの希望の折衷案で、2年生の1学期いっぱいを区切りとし、それ
まで通わせてもらう、ということで落ち着いた。
そうすると、プリクラスから合計2年間通ったことになるし、2年生になれたという実感
もあり、6月の運動会を今のお友達と一緒に体験でき、良い思い出になる。
で、夏休み明けのオランダの新年度からは、父の言うようにまた別の習い事にトライして
みるなり、新しい生活パターンを探っていくこともできるだろう、と…。
こまめのキャパ、父の思う「家族の日々」、時間的経済的負担…。
いろんな条件を考慮して、このような選択になった。
母である私が折衷の中間点のようなポジションにいるのは、どこまで日本語を頑張るか、
どの程度できてほしいのか、到達目標を見失っているからなのかもしれない。
私も、息子を地元少年合唱団や、日本人スカウトにいれてましたので、補習校はかなり大変でした。
返信削除どの親も、あの宿題の量には閉口します。でもこれはアムス校の
話なので、他の学校(例えばロッテ・ハーグ校)に行けば、
そこまでキリキリしなくて済むそうです。昼ごはんもブローチェで良いそうですし。
結局、息子の補習校は2年生で終わりにしました。でも、喋るのは、他のハーフの子より上手ですよ。アニメを沢山見てるしね。((笑)
3年から音読み・訓読みが入ってくるので、相当の勉強量が要ります。続けるなら、覚悟して下さい。
>おぷーさん
返信削除補習校の日本語環境は、図書室も含め、家庭ではとても真似のできない規模で、
似た境遇の子らと共に学べるというのはとても貴重な機会なのですが…。
夫は「もう今度こそ『最後のチャンス』だからね!」と断言しているので、
おそらく夏までというのはよほどのことがない限り変わらないと思います。
あの環境から離れるのが惜しいと思う反面、自己流の家庭学習に切り替える
のは、ちょっぴり楽しみでもあったりします。
速度は落ちるでしょうが、印象に残るようにもっていくことはできないかと。
おっしゃるように、昨今はアニメや動画なども簡単に見られますよね。
そうしょっちゅう里帰りするわけではないので、そういう楽しく便利なものも
活用していきたいです。
もし、児童本が必要でしたら、結構持ってますので、
返信削除アルメーレの図書館として、おまめさんにお譲りしても良いですよ。
13才の息子、現地校の中1ですが、蘭語・英語・日本語・ベンガル語を
喋り、只今、ラテン語・フランス語を楽しく勉強してます。
心配しなくても大丈夫ですよ。
日本語の読み聞かせを沢山してあげて下さいね。
>おぷーさん
返信削除ありがとうございます!!!
本はいくらあっても足りないと思っているので、大助かりです。
もう手放してもよい、とのことなら、是非いただきたいです。
受け渡しの詳細等、改めてメールいたします!
息子さん、6カ国語ですか…(唖然)
きっと、親譲りで聴覚が優れてるんでしょうね。
中学校、楽しく通われてますか?
そんな日が来るなんてまだ想像できませんが、
きっとあっという間なんだろうなあ…。