2013年3月29日金曜日

さよなら幼稚園(2)

ぐずったごまめが挨拶をいやがり、私も涙ナミダで、昼前の別れ際がどうにも妙な具合に
なってしまったので、放課後、こまめも一緒に再度幼稚園に行ってきた。
こまめもお世話になった先生方だしね。

子どもにとっては、自己形成の大切な時期に8年間を過ごす小学校の方が大きな意味を
もつのだろうが、母の視点では、保育園/幼稚園こそ、家庭(特に母親)から離れて最初に
飛び込む外の世界、つまり「独り立ちのはじめの一歩」なので、思い入れもひとしお。
母にとっても貴重な「外の世界」だった。
同じ立場の(しかも好意的な)人ばかりの集まる、ある種守られた環境の中、オランダ語
でのやりとりにも慣れさせてもらった。


最後にもう1回、パズルゲームをやらせてもらう。
午後のグループも終わり、皆帰っちゃった後で寄ることにしてよかった。
ごまめ的にも、区切りがついたかしら…?

なんと、同じ地域内の別の保育園も数日前に閉鎖(同じく倒産)したばかりとのこと。
あと少し待てれば、そちらから流れてくるであろう託児の必要な顧客を確保して、経営を
立て直せたかもしれないのに…。

私たちが通達を受けたか受けないかぐらいのタイミングで、市内の他の保育園からのチラシ
が各戸に配られ始めたのも苦々しい。
どこかから漏れ聞こえてきてたってことだよね。それも、関係者より早く…。

建物や遊具など、きれいでしっかりした設備はどうなってしまうのだろう。
備品の片付けのことすら何も聞かされていない、と先生。


玄関を入ってすぐのホールにあるこの遊具に座って、靴をはきかえたね。


さらば!

2 件のコメント:

  1. そんな事ってあるのね?
    あまりにも突然過ぎてみんながかわいそう過ぎるわ。
    ごまめちゃんもまた新しい環境に行かなくてはならないなんて。
    う~ん、経営が悪化してるのは分かっていたなら
    もう少し早く教えてくれてもいいのにね?
    オランダらしいというか・・・。

    早くいい幼稚園が見つかりますように。

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  2. >ひなさん
    ほんとにねー、信じられないよ。
    経営が大変というのはだいぶ前から知らされていて、
    でもなんとか持ち直した、みたいな話だったのね。
    この怒濤の急展開はひどすぎる…。
    年度末(夏休み前)までとか1ヵ月後とか、せめてあと1週間とかね、
    心の準備&実際的な手配をする時間がほしかったよ!
    債務どうこうをやりくりする大人の事情も無視できないとは思うけど、
    最重要顧客=幼い子ども達のことをもっと考えてほしかったです。

    次は、場所はちょっぴり遠いけど、個性的で良さげな園になりそう。
    来週の面接次第ってところだよ。

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