パリと言えばメトロ(地下鉄)。
そして、寝させたり食べさせたり大量の荷物を引っ掛けたり、何かと重宝なバギー。
このふたつの相性やいかに?!
…まあ大方予想はされるかと思うが、古都ゆえにバリアフリーが行き届いてはおらず、バギー
でのアクセスはいまひとつ。
地下鉄ではごく稀にエスカレーターに当たることもあったが、たいていは父と母とでおみこし
ワッショイ。改札ゲートは、駅員さんのいる所なら頼めば専用の出入り口を開けてもらえる。
誰もいなければ、高々と持ち上げて越えなければいけない。
数年前に訪れた時は、秋の平日で地下鉄の中はけっこう混んでいた。よって、バギーを畳まな
ければいけない場面もあったのだが、今回はバカンスシーズンとあって結構空いており、一度
も畳むことなく乗車できた。
そんなわけで、バギーや車椅子など車輪付きの人は案外バスの方が階段の上り下りがない分
便利かもしれないと思った。後方のドアがバギー・車椅子用で、そのまま突っ込める。
本数はメトロには劣るが、私達が利用した路線は10〜15分に1本だったから、少なくはない。
外の景色も眺められるしね。
実は、旅の前半、ごまめが地下鉄・バス恐怖症にかかって絶叫号泣が止まらなかったのだ。
ちょっと前にアムステルダムで乗ったトラムの乱暴運転がトラウマになっていた模様。
どんななだめ作戦もいっこうに効かず、段々拷問のようになってきたので、極力徒歩で行ける
所を巡ろうと友達もあれこれ気を遣ってくれた。
かように、朝から晩まで歩きまくったのだが、こまめもさすがに5歳半、文句も言わずに随分
頑張って歩いてくれたので、大いに助かった。
この人も気まぐれに(そして気の済むまで)歩きたがったので、余計に時間掛かったけれど。
地区によっては空いている駐輪スペースを探すのが一苦労だそうなので(満車の場合は他を
探さないといけない)、その点だけはご注意。
あと、小さい子を連れていて必需品だと痛感したもの:
お手拭き&消毒ジェル!
手持ちのお手拭き(ミニパック)が瞬く間になくなってしまったので、急遽現地のスーパーで
調達。紙オムツなどの赤ちゃん用品コーナーに売っていた。
ヨチヨチ歩きのごまめは地面や階段に手をつくことが日常茶飯事で、とても阻止しきれない。
しかもそのまま指吸いをする…(ガクガクブルブル)
こまめも、地下通路の壁やら建物の外壁をすすーっと撫でながら歩いたかと思えば、あちこち
のスイッチやら取っ手やらを手当たり次第に押して回ったりして、さておやつでも食べようか
と見たら手が得体の知れないススで真っ黒!(ゾゾ〜ッ)なんてことがしょっちゅうだった。
そうそう、手洗いといえば…
オムツ交換所は皆無に等しいので、路上の片隅/バギー上でとか、公園で替えていた。
こまめの緊急時にはカフェのトイレを借りたことも何回かあった。幼い子どもの手を引いて
お手洗い…と言うと、どこでもというわけではないだろうが、快く貸してくれた。
そして、これ幸いと母もついでに用を足したのだった。
こんなにピカリンコとまぶしいのは例外。
まあカフェにしろ公園にしろ、どこもそれなりの覚悟を持って入ることになる。
一番勇気がいったのが、人工ビーチParis Plagesの仮設トイレにこまめを入らせた時かな…。
ま、細部については触れませぬ。
おお〜。素晴らしい情報をありがとうございます!
返信削除オランダにいる間にパリに行きたいなと思っていたんですが、先日パリに行ったばかりの知人から、地下鉄駅の件で「二人の子連れでは"絶対に"行かないほうがいい」と言われて、面倒くさがりの夫が行く気をなくしてたんですよ〜。バスという手もあるんですね!
ごまめちゃんの乗り物恐怖症はあの日のせいですね…ごめんなさい!
それにしても、特に蚤の市に惹かれました。やっぱり…行きたい!
実は…子ども2人に大人が6人でちょうどいいな〜なんて思っていたり
返信削除したのでした★
誰かと誰かが歓談中でもまだ手が余っていて「ちょっとそっちの子見てて!
私こっちの子追いかけるから」とか、駅の「改札越え」を屈強な男性2人に
お任せしちゃったりとか。
スタスタ歩いて行ってしまう可能性のあるマメコちゃんからは目が離せなさ
そうですよね。街中で見かけた観光用のダブルデッカーとかボートなんかの
乗り物で名所めぐりしちゃったら、迷子の危険性は格段に少なくなりそう。
オランダからなら車や鉄道で行けるんですもの、この地の利は生かしたい
ですよね!
行くことになったら、また細かい情報提供しますよ〜。
>(Y)さん
返信削除追伸。
ごまめの乗り物恐怖症ですが、父がある朝乗車前にゆっくりお話をして、
何が起こっているか理解させようとしたり、車内では音と暗闇/明かりの
ゲーム風にしてみたりして、なんとか恐怖心を取り除くことができました。
なので、後半はメトロもバスもどうにか乗り切れました!
思いもかけないものに怯えて、どうしようかと思っちゃいましたよ…(汗)
もちろん(Y)さんのせいなんかじゃなく、あの乱暴運転のトラム運転手の
せいですー。