休日出勤する父を市内の別エリアで降ろして、さらに帰路につく。
家に着き、やれやれ、ただいまーと車を降りたら…
ナイ。
家の鍵がカバンのポケットに入ってない。
あ。昨日着ていた別の上着のポケットに入れっぱなしか…。
いつもならよく確かめて外出するのだが、父が一緒だったからあまり気にしていなかった。
夕方別行動だったなんて忘れてたよ…。
スペアの鍵を預けているお隣さんとお向かいさんは、揃いも揃ってお留守ときた。
あー…。
仕方がないので、今来た道を戻り、父の職場に引き返して鍵をもらうことになった。
市内とはいえ、高速道路(無料)を使って20分ほどかかる。
メンドクサイのとガソリンが勿体ないのとで凹みかけたのだが、幸いごまめは熟睡。こまめは
おとなしく昔話のCDに聴き入っている。快晴の夕刻のドライブを、それなりに楽しむべーと、
気を取り直した。
さっきとちょっと違うルートを通って、別の駐車場に車を停めて、鍵をもらって引き返す。
日は暮れた。再び高速道路に上がったら、ちょうど月が昇ってきたところだった。
真っ正面に見える低くて大きい月。
オヤ?
まんまるなのに、右上だけ妙に欠けている。
ちょうどApple社のマークをちょっと回転させたような感じ。こ、これは…
月食?!
ウワーーー… スゴイ!!
ちょっと鳥肌が立つくらいキレイだった、そして怪しかった。
運転中だったから写真は撮れなかったけど、方角がバッチリ合っていたので、肉眼で堪能した。
めちゃ久しぶりだなー、こんな風に宇宙を体感するなんて。
後で帰宅した父に聞いたら、その頃はもう普通の満月だったそうだ。
じゃあ、あの時あのタイミングでしか見られなかったんだな。へー…。
鍵を忘れてしくじったと思っていたけど、とんでもない、超ラッキーじゃないか。
なんだか月に呼ばれたような、そんな不思議な出来事。お月さんが鍵隠したのかな?
(オランダでは部分月食。日本では皆既月食だったのですね)
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