こまめの通う小学校では、冬休み直前の学期の締めくくりに、クリスマスディナーが催される。
やらない学校もあるみたいだが、わりとポピュラーな行事なようだ。
その日は半ドンで、午前中のみ。終業式なんてものはない。
午後は家で過ごし、夕方、着飾って再び登校する。
ごちそうは、あらかじめ分担表で決めてあった一品を持ち寄り、そのビュッフェ。
こりゃこりゃ、白い帽子のごまめどん、手を出してはいけませんゾ。
うちは今年はフルーツスティックを担当した。果物の串刺し。
こういうのを30本近く用意した。
イチゴを入れたら色合いもいいだろうと思っていたのだが… 高ーーーい!
そりゃそうだ、季節はずれもいいとこだもの。
ほとんどベリーみたいな小粒のブドウがあったので、ちょうどよかった。(ちなみにブドウは
バナナ同様、通年出回っている)
女の子は言わずもがな、男の子もカッターシャツ着たりネクタイ締めてたりしてカワイイ。
食事の後は、迎えに来た保護者向けに、クリスマスの歌を歌ったりダンスを披露したり。
親にとっては慌ただしいことこの上ないが、子どもにとっては心躍る楽しい行事なのだ。
今年は、着ていく服のことで、もめにもめた。
シンプルでモダンな雰囲気の無地のワンピースに、刺繍をチクチク施して、ボタンもつけて、
パーティーらしくアレンジして着せようと思っていたのだが…
いや、お気に入りの服なのはわかるけど、夏服をそんなにして着ていくことないでしょ、
せっかく新しいのを用意してるんだから(それもかなり手間かけて!)…と、こちらも相当
傷ついたりして。プンスカ。
散々の言い争いの揚げ句、結局、渋々母作のワンピースを着ていった。
紫色のタイツに、お下がりのパールのネックレスも合わせて、ちょっとしたレディーちゃん。
カワイイし、似合ってると思ったんだけど…。
嗜好の違いっていうより、自分で決めたかったんだろうなあ。後になったら「やっぱりこれ
かわいい」とか言ってたし。腹立って聞く耳持てなかったけど。
ヤレヤレ、来年は早めに相談しよ。
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