今週から6週間の夏休み。
まあ週末から始まってたようなものだが。
それにしても夏らしさのカケラもない気候である。
今週の句には「さじなめて 童たのしも 夏氷」(山口誓子)をチョイスしてあったのだが、氷
どころか冷たい飲み物ですら口にしたいとはあまり思わない。熱いミルクティーや玄米茶が
ちょうどいい。
かき氷がどんなものか説明したら、こまめ曰く「本当の夏みたいな夏になったらね〜、かき氷
食べたいな!」と。そんな夏になってほしいものだわい、マッタク。
今日は読書熱というか音読熱が高まっていたようで、勝手にあれやこれや読んでみているのが
聞こえてきた。
特に、童謡ソングブックの歌詞を読みながら、知っている歌なのにあえて自作の別メロディー
をつけてちがう歌に作りかえる…というのにハマったようで、延々とやっていた。
どれくらい延々かというと、途中でそのソングブックで遊びたくなったごまめがギャオースと
発狂するくらい。(でもごまめはこらえ性がないのであんまりいい指標ではないかも…)
のだが、それを再度自分で読み切ったという。
「ええ〜ほんまかな〜〜〜」とあざとく挑発して「ほんまよ!できるよ!」「ほなやってみ」
というように誘導して更にもう一度音読させたのだった。
ちなみにこの本、母の子どもの頃からの愛読書で、バーバプラスチックなる素材でできた家は
理想の家(夢の家)と今でも思う。
トルコの洞窟ホテルに泊まった時には「似てる!」とうれしくなったものだ。
環境問題とか都市計画とか、建築家の作者の思想も盛り込まれていて奥が深いのだが、子ども
にとっては、ワクワクハラハラするお話と並んでディテール豊富な絵に見入るという楽しみも
あり、一冊でいろいろに楽しめるのも長い年月を経てもちっとも飽きがこない理由だろう。
理想の家(現実の家)は、やっぱり平屋の日本家屋かなあ…。
押し入れとか、縁側とか、お風呂とか。
今はもう更地になってしまった「おばあちゃんち」が原風景になっている気がする。
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