2013年7月10日水曜日

ミツバチぶんぶん

月に一度の読み聞かせ&遊びのサークル「にじいろ会」、いつもは公民館を借りているのだが、
今回は自然公園にて外遊び。


お弁当を食べ、緑いっぱいの園内で思いっきり遊ぶ。

そして、養蜂場の見学に行ってみた。


ミツバチ博士の博識ぶりに舌をまくことしきり。
膨大なデータが耳のそばを高速で通り過ぎてゆきましたわよ…。


昔ながらの籠式の巣は、現代ではほとんど使われていないが、箱式のものより中の様子が
わかりやすいので置いてあるとのこと。鏡で中を見られる。


実はワタクシ、「虫の団体さんかつ子連れのお宅」がかなり苦手なので、薄笑いしながら
遠巻きに眺めるだけ。
一緒に行ったお母さん仲間に「申し訳ないけど、あそこで一体何がおこってるか、ごまめに
説明してやってもらえないかな?」とお願いする始末…。
アリの巣観察キット的に、巣の縦の断面をアクリルの窓越しに見られるのもあったのだけど、
「おまめさんは絶対見ちゃダメ!!」と警告されたので、おとなしく従いましたとも。

でも、勧められて、窓に触れるのはやってみた。中が見えない角度から、恐る恐る。
…あったか〜い。
巣の中は35℃に保たれてるんだって。(これは自家発電=体温)
ミツバチ達にとっての貯蔵食=蜂蜜は巣の最上階に保存することとか、生殖の仕組みとか
運用システムとか、なんてうまくプログラムされてるんだろう!
ビックリするようなことを色々教えてもらった。


お話の最中、あろうことか、ごまめの前髪の中に迷い込んだ1匹がいた。
飛び立てずに慌ててパニックになったんだろう、チクッとおでこを刺してしまった。
刺されたごまめは痛くてビックリ、大泣き。ミツバチ博士がすかさず薬を塗ってくれた。


外は花盛り。
ぶんぶん飛び回るミツバチのおなかの中で、不思議なことが起こってるんだよなー。


父のご所望で買って帰った、お土産の蜂蜜。


いい色だなー。スーパーで買う蜂蜜とは全然ちがう香りがする。
一緒にもらった「蜂蜜のしおり」によると、地元の蜂蜜を食べていれば、花粉症対策に、予防接種と同じ効果が(必ずではないが)あるんだそうな。
同種の花粉成分をチョッピリ摂取することによって抗体が程よく作られる、と。
理にかなってる気はする。

* * *


養蜂って実際のところどれくらいやってるんだろ…?
…と思ってWikipediaを見てみたら、先史時代とかメソポタミアとか古代エジプトとか…
なんとも悠久な感じ。
日本でも、平安時代の高貴な方々は蜂蜜の味を知っていたとか…。思いのほか古かった。
近代式の巣箱方式は19世紀以来だそうで。

蜂球」(必殺48℃で蒸し焼きの刑)とか、すごい技があったもんだ!
それも、西洋のミツバチにはできない技で、アジアのミツバチの専売特許だとか。

いないいない病」なんてのもあるのね…。
(突然ごっそり蜂のいなくなる現象)

日本のミツバチ博士
こんな分野にも世界の先端に立った日本人がいたなんて、すごいことだなあ。

昔読んだブラッドベリの小説の中で、ミツバチのブンブンいう音が、夏の無邪気で楽天的な
BGMといった扱いで何度か登場していた気がする。
たんぽぽのお酒』がまた読みたくなった。飲むのはソーダ水だな。

2 件のコメント:

  1. わっわっタイムリーに今日電車で蜂球のことを読んでビックリしたところです。(記事書かれた日からはタイムラグがありますがたまたま今読んだので…)すごいなぁ、ハチ。またまた素敵な所へ見学に行かれてますね。楽しそう!

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  2. >(Y)さん、
    一年越しのお返事で失礼します ^^;
    ハチの性別や役割の分化する様子など、入り口のさわりだけ聞いただけだと、
    ますます謎が深まった感じです。ものすご〜く奥深そうですね。

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