今年は誕生日が日曜日だったので、親戚を招いてのパーティーを同日に開催できた。
お天気は上々とは言いがたかったが、今年は積雪がなく、ホッ。
去年と一昨年の誕生日パーティーは大雪で中止にせざるをえず、2年続けてかわいそうな目に
遭わせてしまったので、今年こそは…とハラハラしていたのだ。
朝、親からのプレゼントの包みを開けるこまめの横で、ワーワー騒ぐごまめ。
自分にもやらせろと…。
無理もない、自分の誕生日・シンタクラースと続いたので、あの楽しさが忘れられないのだ。
「今日はこまめちゃんの誕生日だから」と言ってもわからない。ヤレヤレ。
パーティーは例によってお茶の時間以降なので、午前中にやっておきたいことがあった。
それは、「traktatie(お振舞い)」の準備。
オランダでは、誕生日の人がケーキやちょっとしたお菓子などを周りの人に振る舞う。
学校や幼稚園に通っている子はクラスメートに、お勤めしている人は同僚さんに。
もちろん、プレゼントをもらったり歌を歌ってもらったりして皆から祝ってはもらえるが、
福を配るようなこの習わし、ちょっと「餅ほり」を連想させる。
子どもから大人まで「お誕生日大好き」なオランダ人だが、特に幼稚園や小学校低学年では
その意味合いが大きく、このお振舞いもなかなか凝ったものが配られる。
出来合いのお菓子の小袋を配るだけでは芸がないので、皆さんいろいろ工夫を凝らす。
子どもと一緒に作ったかわいらしい焼き菓子や、華やかな果物の串刺し、あるいは人気キャラ
毎年どんなネタにするか悩むのだが、今年は折り紙でやってみることにした。
日本ではおなじみの「パクパク」。これをひっくり返すと小さな器になるので、そこに小粒の
お菓子を入れる、というもの。アイデアはネットで検索して拾ってきた。
パクパクなら簡単だからこまめにも折れる。見た目もかわいいし、食べてカラッポになったら
遊べるし、コレだ!と。
で、父も巻き込んで量産体勢に突入。
クラスメートと担任の先生の分、それから同学年の他のクラスの先生の分…少し余裕を見て、
合計36個。
パクパクしたら「名前」「6♡」が交互に出るようにしたのだが、結構な手間なので、こまめ
には「6」だけ書いてもらった。
パクパクの立体にして、カップ状になるようにひっくり返したところ。お花畑みたい。
ここに、カラフルなヨーグルトレーズンや白いポップコーンなどを入れる予定。
重ねたらきれいだった。そしてかなり強い。
この状態で持って行って、細かいお菓子はその場で入れることにした。
この後、母は台所にてドタバタ。なんせ14人前…。
シーフードピラフを5合分炊いたら、鍋からあふれんばかりだった。
他、白いスープやモロッコインゲンのおひたし風サラダなど。
さて、パーティー。
おじいちゃん達にもらったお姫様ドレスを着て。
ケーキは例によって父のレアチーズケーキ。
もうひとつ、リンゴのタルトも焼いてくれたのだが、型から外す時に崩壊していた。
例の高血圧の親類に、コーヒー紅茶の代わりに韓国のとうもろこし茶を出してみたら
えらく好評だった。
それにしても、6歳かあ… 大きくなったなあ。
母の脳内ではいつまでも4歳ぐらいのままなんだけど。