2011年4月15日金曜日

前進してやる。くじけてたまるか。

身の回りでちょっとした事件があり、自分の未熟さと人間の愚かさに絶望的な気持ちになって
しまった。

もうかれこれ1ヵ月以上、とある家族にいちゃもんをつけられているのだが、今朝ついに
ダメ押しを喰らったのだ。
言い合いになり、立ち去り際にこらえきれずに泣いてしまった。
論破することもできず、柳に風でサラッと受け流すこともできず、泥臭く言い返して玉砕する、
という一番みっともない結果になってしまった。
感情的にパツパツだったとはいえ、こんなことで泣いてしまうぐらいなら、言い返さなければ
よかったのに。
終始冷静に大人な対応をとれなかった自分が本当に情けなく、悔しさでいっぱいになった。

オランダ語で言い返すのも楽ではないが、気持ちさえこもっていれば意は通じる。
この人たちの場合、どのような言葉を駆使しても意思疎通の突破口がまったく見出せず、暗澹
たる気持ちになってしまった。
まるで、イエスキリストのありがたさをイスラム教徒に説くようなものなのだ。或いはその逆。
堂々巡りの同じ議論の繰り返しで、どこまでいっても平行線。
どんなに譲歩しようと、部分的にではあるが陳謝しようと、まるっきり響かない。
相互理解の端緒を見出すのは不可能に思えた。

相手は自分の言いたいことを言うだけで聞く耳をさらさら持っていないことは明らかだった。
相手の言い分は自分の理解の範疇を超えていた。(突き詰めると、アホくさくて開いた口が
ふさがらないという感じ)
どちらが正しいかということはさておいて、こんなにもわかり合えないということがあるのか、
と衝撃的だった。
こんなに人間の無力さを実感したことはかつてない。
希望が人類を救うと信じていたけど、無理解が人類を滅ぼすこともさもありなんと思えた。


そんな絶望的な気付きにノックアウトされてしまった直後、「復興の狼煙(のろし)ポスター
プロジェクト」を知った。
ガツンときた。
胸をゆさぶられた。
あふれるあふれる、人間への希望。
なんて力強く、なんて美しいんだろう。

響く写真やコピーは、その時々自分の置かれている状況によって変わっていくのだろうと思う
が、今、最も心に響いたのは以下のふたつ。

 「前よりいい町にしてやる。」

 「心まで壊されてたまるか。」

なんとなく気持ちが闘うモードになっているのかもしれない。
自分との闘い。
強くなりたい。

4 件のコメント:

  1. このポスターの言葉、写真からすごい力を感じた。
    トップページの言葉にもすごくあたたかさと強さを感じた。また泣いちゃったじゃんか。

    変な人のことは、もう頭の中の構造が違う、自分たちの主張さえ通れば相手がどう思おうと考えていない。
    わかりあえない、こちらの理解を超えた妙な解釈を押し付けることしかできない人って、そっちの方が不幸だって気づいていないんだね。敵を増やしてるんだよ。
    おまめさんにはたくさん味方がいるでよ。いつでも愚痴ってよ。

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  2. >ぺっぺんさん
    「復興の狼煙」の扉のページ、最初の2行で涙腺崩壊。
    ポスターのコピーも写真もとてもいいよね。
    どんな人たちが制作に関わったのか、とても興味があります。

    話の噛み合わない人ってどこにでもいるけど、朝っぱらから小学校の廊下で
    面と向かって狂気じみた持論を展開しつつ責められるなんてことはさすがの
    私も生まれて初めてのことだったので、動揺してしまいました。あの目……。
    まだまだ酒豪…じゃなかった、修行が足りませんな。
    話聞いてくれてありがとね、和んだよ♡
    つーか「たくさん味方がいるでよ」って突然遠州弁風味で一気に脱力〜♨

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  3. ポスター見ました。ガッツをもらえますね。
    おまめさん、離れていても味方です。頑張って!
    その人(達?)を無視したり、関わらないことは無理なのでしょうか。

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  4. >garapyさん
    あったかいコメントありがとうございます(涙)
    夏休み明けにはそこの子が上の学年に上がり別のクラスに行くので、廊下で
    顔を会わせたりすることもなくなるかと思います。それまでの辛抱…。
    幸い、担任含め多数の保護者が私の味方です。
    これまで信じがたいクレームを担任や連絡係の保護者を通じて伝えてきてた
    ので、直接言ってきただけかなり進歩か?と妙な評価をしてしまったり(汗)
    どうしようもない人たちなんですけどね、そんなアホ相手に平常心を失って
    しまった自分もどうかと…。
    剣道とか空手とか始めた方がええかしら?…なんて。

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