2011年4月16日土曜日

お弁当 後日談

父から聞いたこぼれ話。
日本式の「おにぎり+おかず」というお弁当を食べるにあたり、やはりオランダ人ならではの
反応を目撃したという。

その一つめが「うす味に慣れてない」ということ。
オランダ人向けということで、通常の我が家の味付けより幾分キツめにしておいたのだが、
それでも淡白に感じる人がいたようだ。(ちなみに普段は関西風味の乳幼児仕様で超薄味)
おにぎりは「中心に具、まわりに味海苔」のものと「ふりかけ入り、まわりに焼海苔」という
組み合わせ。もちろん握る際には手に塩したし、日本人的にはこれだけ食べても全然OK。
ところが、基本的にしょっぱい味好みのオランダでは、うすボンヤリというか味がないように
感じられるらしく、「おしょうゆかけたいわ〜」という人が続出したとのこと。
あらそうでっか…。

二つめは、食べる順番。
日本では、ごはんとおかずを交互に食べる。
おかずの味付けや組み合わせも白飯と一緒に食べることを前提としてある。
ところがオランダは西洋料理の国。前菜→主菜→デザート、と順々に食べる習慣なのである。
で、お弁当も、まずおかずをパクパク食べてしまい、それからおにぎりに手をつける…という
食べ方だったらしい。(上記「おしょうゆほしい」もこれで説明がつくか?)
一応父が「交互に食べるんでっせ」と説明はしておいたらしいが、当の本人も放っておいたら
ごはんを片付けてから好きな肉料理にじっくりとりかかる、といった食べ方をするのだ。

以上、所変われば品変わる…というか、お弁当の食べ方ひとつとっても文化のちがいが透けて
見えて面白かった。

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