2011年9月22日木曜日

水色のいちご

先週末のこと。

補習校の教材のひとつに「ひらがな表」があり、学校で習った文字のアイコンに色をぬること
になっている。
先週「い」が完了したので、そのイチゴに色をぬらせたら、水色一色でササッとぬっただけ。

てっきり実は赤く、ヘタは緑にぬるものだとばかり思い込んでいたので、「?!?!」。
「ぬり直す?」と何度か聞いてみたが、答えはノー。「変なの〜」とまで言ってしまった。

元来ぬりえもお絵描きも大好きで、描写も細かい方なのに、突然どうしたのだろう…?と腑に
落ちなかった。こういうことをやらせたら、とことんチマチマと描き込むはずなのに…。

午後になってもなんとなくずっと気になっていた。
たまたま車で遠出をする日だったので、景色を見ながらボーッとしていたら、ふと思い当たる
ことがあったので、聞いてみた。
「こまめちゃん… あの、水色のいちごな… あれなあ、もしかして…」

つまり、こうだ。
以前こまめは、学校(現地校)のワークブックでこのようなイラストが出てくる問題(数字
の分だけぬりましょう…等)を解く時、丸付けと同等の意味で色をぬればいいだけなのに、
ミニチュアぬりえと解釈してチマチマきれいに色をぬり分けたりしていた。そのせいで時間
がかかりまくり、数の概念などとっくに理解できているはずなのに、ワークブックの課題が
時間内に全部できないまま…ということがよくあった。

色ぬりを楽しみすぎて、肝心の課題のポイントを忘れて、数を多くぬりすぎてしまう有様。
先生もどうしたもんかと頭をかかえておられたので、家で「この手の問題は、細かくぬらなく
てもいいのだ」ということを教えた。
色ぬりに凝るぬりえの課題は別として、少々雑でもいいから数がわかるように単色でぬる。
そういう課題を見分けられるようになってね、と。
(その後、解答速度は劇的に改善)

「ひらがな表」の絵も、もしかしたらそのつもりでぬったのかもしれない…と思い当たって、
聞いてみたのだ。
そしたら、やっぱり、チェックのつもりでササッと適当な色でぬっていただけだという。
こまめが自分で判断した合理的な方法だったのだ。

それならそれでちっとも構わない。「習った」という印、「済」マークにすぎないのだもの。
そうだそうだ、別に「美しいひらがな表を完成させましょう」という課題ではなかったっけ…
と、こちらの思い込みをかき消された瞬間だった。

こんな単純なことも、こまめの身になって順序だてて考えないと理解できない母だった。
頭ガチガチで反省。
大人ってアホやな…と思っているかな、こまめは。

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