2012年1月10日火曜日

ごまめ入園!

…といっても、例によって式などはなく、年齢に達したので通園し始めました、というだけ。

オランダの幼稚園「Peuterspeelzaal」(直訳すれば「ちびっこお遊戯広場」)は、就学前の
おちびさんが週に何日か通う「プレ幼稚園」のような位置づけで、午前又は午後のみ。
2歳〜2歳半に通い始め、4歳になると卒園して小学校に上がっていく。
歌や手遊び・工作などの活動がメインだが、それ以前に、友達と仲良く遊ぶこと・遊んだ後の
お片付け・座ってお話を聞くこと・手洗いやトイレの習慣など、生活の基本を教わる。

ちなみに、日本の幼稚園(4〜6歳)に相当する「Kleuterschool」は、小学校(Basisschool)に
組み込まれていて、こまめが目下在籍している低学年クラス(Onderbouw)がそれに当たる。
読み書き算数の基礎の基礎や、季節・時間の概念、その他いろいろなトピックを学習するが、
遊びを通して得るものも多いので、教室の一角に「お人形遊びのコーナー(Poppenhoek)」
なんかがあったりする。


さて、ごまめである。
これまで母とベッタリで、正真正銘のお母さんっ子を通してきたので、一体どうなることかいな…
と若干心配しつつ登園した。

輪になって座って朝のごあいさつをする時間、そしてその後の自由遊びの時間…。
付き添って見ていると、実に楽しそうではある。



今日の活動予定はどんなのか、今は何の時間か…

こんな仕組みで小さい子にもわかるようになっている。


さてと。
こまめもお世話になった、明るく大らかで気さくな先生や、これまた既知のアシスタント先生
と朗らかに談笑しつつ、頃合いを見計らってそーっとドアの外へ消えてみた。
しばらくして、「おかあさーん、おかあさーん」と探す声、それに続いて号泣する声…。

あ〜あ、やっぱりか。

ドアのガラス越しにこっそり覗き見したら、先生にだっこしてなだめてもらったり、何かと
気をそらしてもらったりしているようだった。
しかし、10分経っても15分経っても泣き止む様子がない。激泣き。絶叫。

先生に手招きされて中へ入ったが、狂ったように泣いてなかなか落ち着かない。
泣きすぎて顔中まっかっか…。
先生の勧めで、その後のおやつ(果物)の時間は一緒にいることにした。

結論:コッソリ作戦は、だまし討ちみたいでかえって不安を煽るからダメだな。

…で、おやつの後の外遊びの時間には、ちゃんと説明して「教室で待ってるね」と言ってみた。
そうしたら、なんと!付き添いなしで外に行ってみる気になったらしい。エラいぞ!
ただ、誰かがふとしたことで泣いたのに驚いて連鎖泣きしてしまい、それからはずーっと
アシスタント先生にだっこされっぱなしだったよう。


放心状態で帰途につく。ヤレヤレ、長い2時間半だったねえ…(苦笑)

ま、こればっかりは、徐々に慣れていってもらうしかないな〜。
「お母さんは、見えなくなっても必ず戻ってきてくれる」ということと、「先生達はとっても
やさしいし、いつでもごまめ達のためにいてくれる、頼れる存在である」ということを、ごまめ
が納得できさえすれば、後は心配ない。
帰宅してから「楽しかった?」と聞いてみたら「うん」と言っていたし、「また行こうね」と
誘ったら、コックリうなずいていたから。

しかし、当面、ごまめが幼稚園に行く時間=母のフリータイムではなく、バッチリ拘束される
じゃろうということが確定…★ ま、それもまた楽しからずや。


ちなみに、おやつの果物や上靴・万一の着替え一式などを入れて持っていくリュックサックは
ごまめの2歳のお祝いにこちらの親戚からいただいたもの。

なぜかカタカナ(ちょっぴり怪しい)も…。
あ、うさこちゃんのオランダ名は、左側の「Nijntje(ナインチェ)」です。

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