2011年1月31日月曜日

春の足音

水疱瘡という病気は感染力が非常に強いので、発症後5日目のごまめを連れての外出は
控えている。
幸い歩いて5分足らずの所にスーパーがあるので、ごまめが寝付いたのを見計らって
ダッシュで買物に出た。
駆けながら、とあるお宅の前庭に待雪草が白い顔をのぞかせているのがチラリと目に入った。
まだまだ寒くて暗いけれど、春はほんの少しずつ近づいてるのだな。


こまめはクラスメートのお母さんに頼んで、一緒に連れて帰ってきてもらった。
ついでに一緒にお茶とおやつ。少し遊んだりもする。
タングラムにはまるお母さん。

その後、絵を描いたりハサミで何やら切り抜いたりしていたこまめの気を引くために、まずは
読み聞かせから。
   少し前に「は」行の同音異義語をやったので、「鼻」と「花」の勘違いがタイムリー。
 『かばくん
   動物好きのごまめのために。
   こまめはハサミ遊びしながら「聞いて」いた。もう簡単過ぎ?過去に読みすぎた?
   レビューを見てみたら、やはり2歳ぐらいの子に読んであげた人が一番多い。
   うちもちょうどその頃買ったのだった。こういう本は自分で読む練習に取っておこう。

・ひらがな表 音読
   今日はひとりで!

   調子がいいのか、3枚たてつづけにやってしまった。
   解く時間も短縮されてきたし、線もあまりフラフラせずに引けるようになってきた。
   こういうのは慣れなので、継続がものをいうのだろう。

 「あわせていくつ」「くわしくせつめいすることば」「きったり いためたり」
 「ふゆのこうえん はるのこうえん」「のりものめいろ」
   出た、こまめの粘着根性…。
   1枚目を始める時にもうそろそろお疲れかな、引っ込めてもいいかな、と思っていた。
   そしたら「まだやる」「もういっこ」「もっと!」と、見本冊子のページがなくなるまで
   ストップしなかった。
   その後母が台所に退散した後も、更にもう1冊の方を引っぱり出してきてシール課題を
   やっていた。こういうの、好きなのか…。受講を前向きに検討してみるかな?
   母がビックリした(そしてうれしかった)のは、「はるのこうえん」を描くという課題で
   裸の木にピンクの花をいっぱい描いて「さくらのはな。」と言ったこと。
   桜の花のことなどどこでどう覚えてきたのか気になって聞いてみたら、どうも私が言って
   いたらしい。そう言われてみれば、『たき火』の歌詞に出てくるサザンカを見せるのに
   一緒に植物図鑑を見て、サクラの項もついでに見たのだったっけ。そういうインプットが
   大事なのだと改めて痛感。


・童謡の動画
 『はるがきた』『うみ』『もみじ』『ゆき』
   四季のメドレーにしてみた。


晩ごはんの後、待ちきれずに読みかけの本(オランダ語)を父と一緒に読もうとするこまめ。
ぼちぼち読む練習でも…と父が買ってきたのだが、どうも初歩の初歩向けではないようで
(3番目ぐらい*)1頁の行数も少ないとは言えず(8〜18行)こんなのいきなり大丈夫?と
思っていた。いきなりハードル高くして、つまずいてやる気をなくしてしまったら元も子もない。
父曰く、こまめが絵を見てとても気に入って読んでみたいと言ったとのこと。もし難しすぎる
ようなら、一旦お蔵入りにして少しレベルを下げてからやればいい、ということで合意した。
そしたらけっこう食らいついて読もうとしている。やっぱり根性あるなあ。
内容もイラストもかわいらしく(妖精の女の子が題材)、そういう魅力も大事なんだろう。
すらすら読めるというにはほど遠いが、単語を読み取り、文を読み取り、意味をつなげていく
作業を一心不乱にやっている。知らない単語の意味は父に聞きつつ、母がごまめを寝かしつけに
いっても引き続き頑張っていたようだ。
1日学校で活動し、夕方母と取り組んで、更にこれ…。
学習熱が高まっているというか、何かドライブがかかっているかのよう。


* 読書レベル
オランダの児童書には「AVI niveau」という読書レベルの目安となる「級」のようなものがある。
1級が入門編で、まさに読む練習。9級まで行けばティーン向けの小説などほぼ何でも読める。
(最近級の呼び方が1〜9というものからM3、E3…というものに変わったが、原理は同じ)
自分がどの級にあたるのかは小学校の先生がテストして決定する。何となくこれくらい…では
なく、けっこうきっちり計測するようだ。
こまめの学校の図書室では、4級の子は3級や2級の本を読んでももちろん構わないが、3級の
子は4級の本を借りることはできない、というルールがある。読みたければ先生にテストして
もらい、級を上げてもらってから、ということになっている。
ただし、科学系の情報をあつかった本についてはこれにあたらない。テーマ発表などで資料が
必要な時、レベルに関わらず借りることができる。
よって、図書室の本棚は、まず級ごとのレベルに分かれており、その中でジャンル分けされていて、科学系の本は別の棚、という風になっている。
(母は2週間に一度「図書室のおばさん」をボランティアでやっているのです)


余談。
今朝、父のガウンを久しぶりに洗濯しようと、ポケットを点検した。
すると… 
出るわ出るわ、折り畳んだチラシにDM、付け替え用のボタンが2つ入った小袋、ビスケットの
カケラとその空袋、ドロップ2個、こまめのビンゴゲームのコマ、正体不明の屑がボロボロと…。
「子どもか!!」
洗面所でひとり、思わず声に出してツッコんでしまったではないか。

0 件のコメント:

コメントを投稿