2011年3月4日金曜日

おんなのこのおまつり

本日もヒエヒエなり。朝は−4℃、午後もやっと0.5℃。

昨日、霜とりスクレーパーを買い替えたのだが、なかなかよろしい。サクサク削れる。
たったの1ユーロ(約115円)でストレスがひとつ減った。やはり道具は大事だなあ。

昨晩たいしてやらずに寝てしまったので、今日のおひなまつり会の支度と掃除など、やるべき
事がてんこ盛り。仕方なくテレビの幼児番組を流しっぱなしにしてごまめの気をひいておいて、
何とかこなす。

こんなにテーブルがスッキリ広々としていることは滅多にない…。
「人を呼ぶと片付く」ということの裏を返せば「人を呼ばない限り片付かない」ということ。
今夜はここに7名着席の予定。


室内は暖かいので、昨日買ってきたばかりなのに、一気に色々開いてきた。


放課後、4時頃に、3歳のSちゃんとお母さんのAさんが来る。
Sちゃんのおばあちゃんが日本から送って下さったというひなあられを皆で食べる。
季節の行事、すなわち食文化ですからね。ありがたや…。

それから少し遊んで、5時半頃にSちゃんのお父さんが合流。
娘っこどもの面倒を見ていてもらい、母たちは配膳。

ジャ〜〜ン!
豪華なちらし寿司はAさん作。オランダではおなじみの具であるスモークサーモンやアボカド
の他に、エビと、貴重なカニ缶やイクラまで! 
美しい漆塗りの曲げワッパに盛りつけてくれた。

向こう側のおかずが母の作。
ラフテー(沖縄風豚の角煮)、エンドウ豆の玉子とじ、アボカドとオランダ小エビのサラダ。
その他には、絹ごし豆腐とルッコラのおすましと、デザートに桃のババロアを作った。

ごまめの食事の世話と楽しいおしゃべりで、集中して味わって食べることなどできなかった
のだが、こまめの「にほんのレストランみたい〜」という感想、コレに尽きると思う。
食べ物に関しては保守的なSちゃんが、あれもこれもたくさん食べてくれたし、こまめは貴重
なイクラをいくらでも(シーン……)欲しがったし、ごまめときたら、エビのしっぽの殻が
ついたままなのをむしゃむしゃ食べていた。奥歯もないくせに…。

久しぶりに飲む白ワインもおいしかった。
そろそろ卒乳かなあというので思い切って開けることにした一瓶は、後生大事に取っておいた
フランスの友人からの贈り物で、2008年のブルゴーニュ産アリゴテという辛口の白。

残業で遅くなった父も合流し、会もたけなわ。おしゃべりは尽きず、子らは大騒ぎ。
父親同士・母親同士・子ども同士、皆がそれぞれに存分に楽しんだ。
ハレの日で、たまのことだしと張り切って準備するからだろうけど、いいなあ、こういうの。
娘達よ、どうか健やかに育って、このような機会を分かち合う友に恵まれますように。

2 件のコメント:

  1. 最後の段落、ほんとだねー!

    こういう季節の行事、節目の日、って、
    子供にとっても、親にとっても、大切な気がする。

    こういう日々のことが目に見えない栄養となって、
    30年後に自分たちに娘(息子でもいいけど)が出来たとき、
    「今日はお雛様でね・・・」と思い出してくれたらなあ、などと、
    夢みてしまったりします。

    それにしても子供たちよく食べてたね・・・

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  2. > Cories さん

    自分も、親が色々とやってくれたからこそ、今こうやってこんな土地でも
    なんとか工夫してできてるわけなんだよね。
    あの体験(の積み重ね)がなかったら、できないことだと思います。

    そういった意味で、ディテールにまで職人細工の技が光る「本物の」雛人形を
    誂えて送って下さったCoriesさんのお母様は本当にすばらしい。
    もちろん、毎年の食材の投下も!!

    子らがどれくらいたくさん食べたかは、今朝ごまめのおむつを替えた父の絶叫
    から推し量ることができました(笑)

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