2011年3月8日火曜日

星満つる空

今度の週末は、オランダの「第35回 全国星空観測デー」。
オランダ各地の天体観測所で、天体望遠鏡を使って上弦の月のクレーターや土星の輪などを
見ることができるそうだ。
あいにく、ちょうどごまめの寝かしつけの時間とかぶるため、実際にどこかへ足を運ぶのは
無理そうだが、いつか行ってみたいものだと思う。

オランダ語では、プレアデス星団昴(すばる))は「七つ星」。


母が子どもの頃、小学校3年生とか4年生の頃だったろうか、友達同士で自転車に乗って隣の
市のプラネタリウムまでちょこちょこ行ったものだった。
部屋が暗くなってドームに星空が現れる時の、包まれるような吸い込まれるような感じ。
瞬く星々をつないだ星座の話、神話の登場人物の話などに心ときめかせたことを思い出す。
夜空を投影する大掛かりな機械も、宇宙船のようで神秘的だった。
その後あまり流行らなくなったのか、プラネタリウムのあった文化会館そのものがさびれて
放置されていたのを帰省した時に見て、とても寂しく思った。

さてオランダにプラネタリウムはないものかと検索してみたのだが、あってもとても遠いか、
近くてもべらぼうに高い入場料を取られる動物園付属だったりして、行きづらい。
小学生のお小遣いでふらっと行けるようなものはこの近くにはないと知ってガッカリした。
全国星空観測デーには各施設割引になるそうなので、こまめごまめが大きくなったら是非とも
出かけようと思う。

プラネタリウム以外では、オランダ西部にESTEC(欧州宇宙技術研究センター)というESA
欧州宇宙機関。NASAのヨーロッパ版)の施設と、それに付随した宇宙科学博物館がある。
そちらにもにもいつの日か足を運んでみたいと思っている。
人工衛星やロケットの模型の他にも、国際宇宙ステーション(部分)やアポロ11号の実物大の
模型があるらしい。月の石や宇宙服は本物だとか。
9歳以上なら、追加料金を払えば、ESTEC見学ツアーの「スペーストレイン」に乗れるとの
こと。想像するだけでワクワクする。

そんな遠足が実現するまでは、本でも読んでガマンしておくことにしよう。
父の蔵書はオランダ語でしかも分厚いのでなかなか敷居が高い。
母の長年の愛読書『火星年代記』や『スター・レッド』を引っぱり出してくるとするか…。



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