2011年3月9日水曜日

公開授業 「Open Uurtje」

昨日、こまめの学校で公開授業の催しがあった。
子どもが先生となって親にモンテッソーリ教具を使った授業をしてくれる、という時間。
先生が「いいですよ」とおっしゃったので、ごまめも一緒に参加してみた。

このように、机は前を向いて並んでいるのではなく、班ごとの「島」になっている。
戸のない棚に教具が整然と並んでいて、どこに何があるのか一目でわかるような仕組み。
棚の向こう側は「お人形遊びのコーナー」。4〜6歳児のクラスでは、友達とごっこ遊び
をするのも大事な活動のひとつ。

テーブルの上には植木鉢。各自が植物のお世話をすることになっている。

さて、こまめ先生が母のために選んでくれた教具は、ビーズを見本の絵の通りに並べるもの。
手指の巧緻性や、平面上の位置関係・色面積の把握などの訓練になると思われる。

あっ、屋根が欠けてたことに今気付いた…(汗)
慌てちゃいけませんな、キチッと見直しすべきでした。

母が授業を受けている間、この人は流しの下の戸棚の開け閉めというお仕事に精を出す。

次の課題は、カゴに入った木の立体。
こまめが「ボール(球体)探して」などと課題を出し、目隠しをした母がそれを探す、という
二人一組でやる課題。

手で触れて質感量感を意識しながら形を認識する、モンテッソーリならではの教具。
見るだけではわかりにくい形同士の違い(円筒形と直方体、球体と卵形など)が、実感として
よくわかった。重い木製で、中身がズッシリ詰まった感じも良かった。

何か文字か数字のものもやってみたいな、という母のリクエストでこまめ先生が持ってきたの
がコレ。abcが一文字ずつ書かれた板。


文字のサイズは母の手の平ほどなので、幼児がなぞるには腕も使わないといけない。
実はこの文字、なぞって覚えるのに一工夫されていて、目の細かいサンドペーパーのような
ザラッとした質感。程よい摩擦抵抗があり、線から外れるとツルツルした塗面で、明らかに
質感がちがう。こうやって「自分で間違いに気付く」というわけ。
文字の左側が空いているのは、右利きの子がしっかり押さえるためかな、と想像。

指で練習した後は、同じ文字を紙に鉛筆で書いて練習するのだというので、言われた通りに
やってみた。
当然ごまめもやりたがるわけ…。

この後、数字パズルなどやりかけたのだが、疲れたごまめが手に負えなくなってしまったので、
後ろ髪引かれつつ切り上げることにした。
トライしてみたい教具はいろいろあったし、こまめ先生も乗り気だっただけに非常に残念。



周りを見渡すと、皆さんいろいろな教具に挑戦していた。

大きさの順が合っていないと立たない塔。
背よりも高くなるので、二人一組で協力して積み上げるのも課題のうち。

こちらは時系列を3段階の順番通りに並べる教具。
このように、机の上だけでなく、床の敷物の上でやる課題も多い。


(*een foto verwijderd door het verzoek van een van de ouders)


先生からのメールによると、27人中18人の子達が、お父さんお母さんに授業をしたそうだ。
次回このような催しがあったら、じっくり楽しめるよう、ごまめを誰かに預けなくては…。

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