2012年3月10日土曜日

最後の授業

日本ではいよいよ年度末。
それに合わせて、補習校もじき春休みに入る。(オランダの学校の早春休みの間は休みでは
なかった)
小6と中3は卒業、プリクラスは修了。日本同様、ちゃんと式をやるそうだ。

そんなわけで、通常の授業は今日が最後。
ひらがなの勉強、休み時間、お弁当…
そんな土曜日ももうおしまいかー。
…と、感慨にひたっている場合ではなかった。

前日の夕方からどうも調子が悪そうだったこまめが、夜中に吐いてしまったのだ。
他に熱や咳などの症状はなかったが、夜中起き出してシャワーさせたりして寝不足だった
こともあり、こりゃ欠席しかないな、と思っていた。

そしたら、朝になって「絶対行く!」と言うではないか。
こまめなりに、最後の授業に出席することに意地のようなものがあったのかもしれない。
ぼんやりしたりトロトロしたり、「大丈夫ですか~」と思うような点もあるこまめだが、
この粘り強さと根性には恐れ入った。

それで、「しんどくなったらいつでも早退しておいで」と、お弁当持ちで送り出した。
お弁当も、食べたいのだけ食べたらいいから、と。(いつもはキレーに完食する)

結局、先生からの呼び出しもなく、みんなと同じ下校の時間まで楽しく過ごせたようだった。
お弁当も完食。
良かった良かった!


帰りの車中で話してくれた、休み時間にやる遊びの話。
わんこちゃん」という名前の遊びで、数人で子犬になりきって鉄棒下の畳マットのところ
で遊ぶのだという。子犬だけじゃなく、子猫ちゃんがいる時もあるらしい。
「ねーねー、『わんこちゃん』しよー」とか言うわけね。
自分たちで考えた「ごっこ遊び」に、なんてかわいらしい名前をつけるんだろう…!


そんな楽しい学校生活を続けたくて、
加えて「一年生」というものへの憧れを実らせたくて、
春からも補習校に通いたい、と本人が言うので、もうしばらく頑張ってみることにした。
こまめの中に育ちつつある「自覚」、うまく支えて伸ばしてやらないとな。

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