2012年3月25日日曜日

小さい人のための大きなアート

今日からサマータイム。
家中の時計を1時間早める。
つまり、身体はまだ7時だと思ってるのに、世の中はもう8時ってこと。
父はこの「1時間損した感じ」が大っ嫌いで、毎年ブツブツ文句を言っている…。


さて、快晴の日曜日。
一家揃って自転車で市の中心部にある現代アートの美術館に行ってきた。

この美術館、ドクメンタというドイツのアートイベントで使ったパビリオンをそのまんま移設
して展示室として使っていて、スペース的には「大きいギャラリー」と言った方がしっくりくる
くらいの小じんまりした美術館。(名前の由来もそこから)

おチビがいることもあり、ごくタマ~にしか足を運ばなくなっていたのだが、今日は楽しみに
していた子ども向けのアートフィルムの企画展のオープニングで、しかも友達(つーか先輩)の
Cちゃんの作品も展示されるし本人も来るし…ってことで、いそいそと出かけて行った。
(彼女の作品自体は、ごまめと二人でお家におじゃました時に見せてもらっていたんだけどね)


展覧会のタイトルは、『Grote Kunst voor Kleine Mensen (Big Art for Little People)』。
第一部(2005年/11作品)第二部(2007年/15作品)第三部(最新/12作品)から選ばれた
「小さな人」向けのアートフィルムがたくさん展示されている。

風船と映像のインスタレーション。

色とりどりの風船は各部屋にいっぱいあって、子ども達が引っ張りまわしていた。
映像モニターは、プロジェクター形式の大きなものから、テレビモニターまで、いろいろ。


やたら画面を指で押しまくっていたごまめ。

何か起こると思ってるのだ。タブレット世代の現代っ子め…。
展示に使われてるのはなつかしのブラウン管だから、静電気くらいしか起こらないぞ!

…でも、家のテレビはこうやって押そうとしないな。
なんでかな?
きっと、「何か起こりそうな気がする」んだろうな。そういう展示ってことか。


インスタレーションの一部か、リンゴむき器があって、子ども達に大人気!

螺旋状にクルクルとリンゴの皮がむける…だけでなく、芯がない状態でさらにスパイラルに
スライスされたリンゴができる。面白い。
リンゴは、果物の木の映像作品を映した下にゴロゴロいっぱい並べてあって、好きに取って
いいみたいだった。

他にもビー玉を使ったピタゴラ風の装置もあったりして、親子でいろいろに楽しめた。
子ども向けっていうか、心がいつまでも「小さい人」のままの「大きい人」にも、とっても
楽しい展覧会。会期は5月20日まで。

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