2011年2月16日水曜日

事件の真相と当事者の人相

しばらく前に、世間を騒がせた事件があった。
尖閣諸島をめぐる海上保安庁と中国漁船とのトラブルの証拠映像を、何者かが匿名で外部に
漏らしたというものだ。YouTubeを使った、まさに現代ならではの展開。
情報伝達の経路、メディアの影響力、国家機密の存在、国境紛争、…等々、いろいろなことを
考えさせられた上に、スパイ映画のようなスリル感も相まって、かなり気になっていた。
その後、暴露した海上保安官が逮捕されたが、不起訴に終わった。
(詳細についてはこちら

国境や国の利益・メンツに関する考え方や信念にはいろいろある。
各国・各団体の思惑がさまざまにぶつかり合う、何ともやっかいな問題だ。
近年ではシーシェパードによる日本の調査捕鯨船への攻撃などもあった。
(ちなみに、この件に関しては、おまめ家の中でも微妙に意見が分かれる。
SSが無法者・犯罪集団だという点では一致するが、捕鯨の可否については相反)
北朝鮮がミサイルを発射してきたり、最近ではロシアが北方領土にからんで強硬的な態度に
出てきたようで、不穏な空気があちこち漂っている。

基本的に何事においても平和主義なので、武力に訴えた解決方法はいただけないと思う一方、
周りからガンガン攻めて来られたらどうしたらいいか、いい知恵があるわけでもない。
ここオランダには、その名もVredespaleis(平和宮)という建物の中に国際司法裁判所がある。
そういう場で審議して解決するというわけにいかないものだろうか。


さて、先ほど、mixiでニュースをちらちら斜め読みしていて、暴露の主である元海上保安官が
外国人記者向けに講演を行ったという記事を見つけ、全文を読んだ。
元海上保安官の人柄が、言葉の選び方や質問への答え方からにじみ出ていて、とても興味深い
と思った。関西人らしい笑いのセンスも…。
あんな緊張感あふれまくった場でボケをかましてみる余裕があるとは、たいした大物の予感。

不思議なことに、この記事にリンクさせようと主要ニュースサイトを探ったのだが、いずれも
「こんな講演がありましたよ」という割愛バージョンばかりで、全文を扱ったものはない。
mixiニュースの元ネタをたどってやっと探し当てたというわけだ。
これもまた、メディアの情報操作を勘ぐる引き金になった。

この講演の映像が、件のYouTubeにも上がっていた。
文章や写真では伝わりきらない微妙なこと、間合いや仕草などから、その人となりを推し量る
ことができる。少なくとも、狂気の沙汰であったかのような印象は受けない。コソコソした
卑屈な感じなど微塵も感じられない。
「目は口ほどにものを言う」、音声を消して見てみるのもまた一興。

彼の奥さんと子ども達という存在にもこの講演で初めて気付かされた。
引越先で明るく暮らしていかれるよう、願わずにおれない。

さて、日本の未来はどこへ向かうことやら…。

3 件のコメント:

  1. Hoi mami,

    ik had je graag willen volgen maar ik kan en geen japans(kan wel het vertaalprogramma instellen, maar wordt zon warboel van groentes bij elkaar ;)

    maar je hebt geen follow knop op je blog

    Groetjes
    Dannay

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  2. Hoi Dannay,

    Als je een google-account heeft, kan je gewoon een lezer(volger?) worden.
    Ten minste is het zo in Japanse versie.
    Moet even kijken naar H's PC om te zien hoe het met de Nederlandse browser zit.

    Al die groente... hihihi...

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  3. >Dannay

    Moet er een knop zijn in linker boven hoek, naast het zoek-vakje.

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