2011年2月15日火曜日

朝の寄り道

今朝のこと。

気懸かりな報せがあり、どうにも心がザワついてしょうがない。
こまめを学校に送って行っても、なんだかモヤモヤしていた。
いつもなら直ちに帰宅して家事にとりかかるかスーパーで買物するかするのだが、
ふと、学校の裏手をごまめと少し散歩して行こうと思い立った。

ごまめをだっこしたまま、朝もやに包まれた湖畔と林を歩く。
まだ明けきっていない空の光を写した湖面を水鳥が滑る。
樹々の間には忙しく一日の活動を始めた鳥の声が満ちている。
犬の散歩をする人以外は誰もいない。
深呼吸する。しようと思わなくても、身体が勝手にそうしようとする。
湿った土の匂い。
だっこされながら、少し顔をのぞかせた木の新芽に触れようとするごまめ。
木の幹の荒い肌の手触りも面白いようで、もっともっとと手を伸ばす。

駐車場の車に戻る。
だっこの腕がすっかりしびれてしまったが、とてもリフレッシュした。
定番の童謡のCDを、大好きな沖縄民謡のものと取り替える。
すーっと心が鎮まっていくのが、手で触れるようによくわかった。

ほんの15分ほどの「寄り道」。
日常の中で気持ちを切り替えるのが苦手な母なので、思い切っていつものルーチンを
打破して歩いてみて良かった。

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