2011年2月4日金曜日

みんなちがってみんないい

放課後、クラスの女の子とそのお母さんが来て、一緒におやつを食べ、遊んで行く。
2階の子供部屋でお姫様や妖精の衣装を着てごっこ遊びをしていた様子。
母達は階下でお茶を飲みながらおしゃべり。

例のドイツ育ちのオランダ人のお母さんと、異文化の中で育つことについてなど話す。
彼女は両親がオランダ人で、つまり駐在家庭のような感じだったようだ。
いつしかドイツ語があまり快い言語とは思えなくなった…と言ったので、ご両親の態度が影響
していたのでは?と聞いてみたところ、あからさまにドイツ(人・語)を見下すような感じでは
なかったが、明らかにオランダに好意的肯定的ではあった、と言っていた。

そうは言っても、オランダに住むことになり子を持つことになったら今度はオランダ的な態度
にイライラしたりしっくり来なかったりすることもあるという。
まあそれは人に対するのと同じで、国や文化にも長所短所いろいろあるから当然だろう。
その長所短所というのも絶対的なものではなく、ある観点に立って見た場合における限定的
価値判断で、相性のような側面もある。私だって日本のいい所悪い所いろいろ感じるから、
それはよくわかる。

ただ、そういった親の価値基準が子どもに影響する度合いというのは軽視すべきでないと思う。
特に幼ければ幼いほどその影響力は多大である。
そのような多感な時期に「日本とオランダ、どっちもいいね」という肯定的なイメージを植え
付けることができたら、後々自分のルーツについて考える時などにプラスに働くのではないか、
と想像する。
もちろん現実として「日本はここがダメ、オランダはここがイヤ」ということもあるわけなの
が、それをあえて親が提示する必要はないというか、そちらは本人の体験からくる実感に任せて
しまって良いと思う。

そして、何よりも大事なのが、「どちらかを選ぶ必要はない」という態度を親が持ち続けること。
居住国は「たまたま」オランダだが、だからといって日本のことを否定するわけでも「遠い外国」
として彼方に押しやってしまうのでもなく、日本語を熱心にやるからといってオランダ語を拒絶
するわけでもない。
そういった姿勢を、親の背中を見て育つ子どもに示していきたいと思う。


そんなこんなで、本日の取り組みは、

・童謡動画メドレー

・ひらがな表 音読

…のみ。
いろいろ時間の取れる週末が待ち遠しい!

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